80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

(自由形)東海電鉄モハ700形の製作11(ヘッドライトの装着と塗装)

2016-06-06 16:08:12 | 自由形
本日2本目の投稿。ヘッドライトの組み込みの続きと、NKグループ標準塗装を施すまでの経過をご報告します。


湘南顔のモハ701は以前投稿したとおり、ヘッドライトケースごとユニット化したものをオデコの穴に差し込む方法で作ります。こちらがヘッドライトケースとφ3mm砲弾型LED光源を光ファイバーでつないだユニット。光ファイバーは1灯につき3本、合計6本を束にして、遮光のためアルミテープを巻いています。




車体内側から差し込み、慎重に位置を合わせてから瞬着で固定。すき間をパテで埋めたところです。




光ファイバーの素線自体はφ1mmですが、6本まとめると反力も相当強いので、真鍮の帯板とタッピングねじで天井にしっかり固定しました。




平妻のモハ751は、2本のライトをオデコに開けた穴に個別に差し込まなくてはならずユニット化できないため、光ファイバーを仕込んだライトケースをまずオデコに差し込み、光源を後付けする方法としました。果たしてこのバラバラな6本の光ファイバーを内径φ3mmパイプにうまく収納できるのか!?




ぜーの、スポッ!   ・・・なんて簡単にいくわけないじゃないですか(^^;;
この写真はさんざん苦戦した挙句の奇跡の1枚です。




こちらも同じように帯板で固定しますが、光ファイバー本体にアルミテープが巻けていないので、あとで黒塗料で塗り込める予定です。




かくして湘南顔と平妻、2両のヘッドライトの組み込みが無事終わりました。塗装に備えてライトケースの入口はマスキングテープで塞いであります。ちなみにテールライトもケースというか台座のみプラ板で作って窓下に貼ってあります。




塗装は屋根周りを中心に溶きパテで整形を行ったあと、#1000番のサフで下地を整え、まず白を全体に吹きました。日陰なのでサフ地肌のように見えますが白を塗っています。




白は次に塗る黄色の発色を良くする下地色であるだけでなく、最終的に窓下に2mm幅の帯が現れるようにするための準備でもあります。




帯部分をマスキングしてGMの「黄色5号」を吹きます。いわゆる「カナリア色」です。




窓部分をマスキングしたらこんどは「朱色5号」を吹きます。これはいわゆる「首都圏色」と言われるタラコ気動車の色です。赤2号(新潟色)や朱色3号(修学旅行色)でないところがNK指定色のおもしろいところ。




塗りあがったものがこちら。湘南顔のモハ701です。手すり、窓セル、Hゴム、それに屋根上一式などなど、まだ先は長いですね。さて、この塗装というか塗り分けでピンと来た方は「禾生」や「葭池温泉前」が正しく読める方でしょう。正面のV字塗り分けも含め、富士急の塗り分けを完コピしております。(^^;; ちなみにNKグループのレギュレーションでは「黄色5号と朱色5号をもって車体色とする」と規定されているのですが、白帯程度はOKですよね???




平妻モハ751。うぅむ・・・やっぱりオデコ広すぎ。窓の天地寸法をもう少し大きくするか、幕板の朱色を回り込ませればよかったかな~?




モハ751の一部にはアルミサッシが入っています。モハ701ともども、出来上がりはこんな感じになるというイメージで・・・




サハはもっとも完成形に近いところまで行きました。といっても、アルミサッシはアルミテープで上下と中央のサンのみ表現した簡易手法(暫定のつもりだけど、たぶんこのままでしょう)、ドアのHゴムの描き入れがまだできていません。





以上、NKグループ塗装となった東海電鉄モハ700形の近況でした。


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