80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

zugプラキットで作る西武赤電(701系編[5])

2023-05-01 22:53:03 | 私鉄電車
今回は西武鉄道の411系2連、551系4連、701系4連をつなげて私鉄界初と言われた10両編成運転を再現しようとしています。しかも「中央東線周辺」縛りの一環ということで西武新宿線を想定して。。

しかしこれは無理がありました。薄々は無理と感じてはいたのですが、この他にも「前面は電照式方向幕導入前のサボ受時代(当然ブタ鼻ライトではない)」「釣り掛けの411系と551系の電動台車は空気バネのFS40へ換装する前のTR14A時代」「551系は6連化せずに4連のまま残った編成をチョイス」などなど自分好みで縛りに縛った結果「実在する時代はナシ」というアンサーが返ってきたのであります。おい頼むぜチャットGPS(違う)。

台車やサボ受けなどが共存するのはギリギリ1970年まで。これは想定通りでしたが、10両運転を開始したのは西武池袋線が先で1969年のこと。新宿線はその6年後の1975年ということでした。しかも1970年頃に551系の配置はなく、その後池袋線から転属してきたのは6両編成で、1975年に4両編成が転属してきますが北多磨車両管理所、すなわち多摩川線用でした。

ということで実在しない「ボクだけの西武新宿線」になってしまいましたが、これぞ模型ならではの世界と割り切って楽しんでいこうと思います。


引き続き701系の製作を続けます。動力車にするモハ701形奇数車を作っていきます。床板はプラでは弱いので真鍮板に置き換えますが、車体側板が厚く市販の電動車ユニットが入らないため同等のものをスクラッチします。まずはt1.0×w32mmの真鍮板の所定の位置に穴開け。モーターは出所不明のEN22ですが、黒シールが巻いてあることからもわかるようにどこかの電動車ユニットを分解したもの。



台車はエンドウのDT21でこれにIMONギヤを組み合わせています。仮組みしてユニバーサルジョイントの長さを調整。701系のボギーセンター間距離は13,600mmと国鉄・JR規格の車両より短く、一般形モーターの軸そのままだとジョイントの伸縮部分がほとんど取れないことがわかったので、モーター軸を両側とも5mm程度カットしました。



プラ床板に合わせるため床上側にt1.5mmプラ板を貼ります。すでに床下機器は取付済み。



クハには床下機器と台車のボルスタアンカを取り付けます。



ボルスタアンカ自体はキットのパーツですが、台車の回転をチェックしながら裏側を削っていったら首の皮1枚になってしまいました。



R730の通過を確認。この後さらに削り込んでR610までなんとか対応できるようにしました。



床下まわりのパーツがひととおり付いたので塗装します。「グレーは増殖する」の法則通り増殖が止まりません。ww



タミヤのAS-7・ニュートラルグレイをチョイスしました。



動力車を本組みします。モーターの黒シールに合わせてウエイトも黒に塗ってあります。



車体が組み上がっているモハユニットで走行テストをして問題ないことを確認。



無理にクハも繋げて4連のイメージ(にもなっていない・・・)。さてさてうしろの411系と合わせてGW中に完成できるのでしょうか??






コメント
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