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80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

長電2500系赤ガエルの製作(4)

2019-08-30 21:00:36 | 私鉄電車
夏休みの宿題は最終日まで持ち越すタイプですので、手のかかる「お面」の製作そっちのけで床下機器を作っています。(笑)まあこっちはこっちで十分面倒なんですが・・・。

床板の両サイドを2×1mm真鍮帯材で補強。もともとしなやかで、特にモーター穴付近は“首の皮1枚”状態だったベーク板の床板も、こうして両サイドに金属の補強を入れるとシャキッとしてきます。接着は多用途接着剤(セメダインスーパーXクリア)です。



モハの床下機器で目を引くのは主抵抗器です。オリジナルは2群の抵抗体箱でMGを挟んだ強制通風式でしたが、地下区間対策でしょうか、長電入線に際してズラッと抵抗器が並ぶ自然通風式に改造されました。

よく見ると1つ1つの抵抗器の大きさはすべて同じでなく、ざっと見て3種類くらいあるようですが、既製パーツを流用する関係で大小2種類としました。大はカツミの近鉄30000系用から切り出したもの、小はエコーの「新型抵抗器」です。



エコーの方は、近鉄用に合わせて上段の枠にある“ちょろっとした出っ張り”(たぶん抵抗器の用途や番号を表示するスペース)をプラ板の小片を貼って表現しておきました。



主制御器も近鉄用から調達したもので、一部を切り詰めただけで、ほぼそのまま使っています。



コンプレッサーはC-1000タイプのはずですが、保存車を見たところ、耐雪対策なのかカバーが取り付けられていました。ちょうどモハ164を新製冷房車に改造したときに切り取ったC-1000があったので、この表面にプラ板で蓋状のものを貼ってそれらしく仕上げました。ユニバーサルジョイントと干渉するため裏側を斜めにカットしてあります。



公式側の一番端っこに着いている機器がよくわからなかったのですが、コンプやエアタンクに近く、どうやらアフタークーラーらしいことがわかったので、エバーグリーンの波板を使って簡単にこのようなものを作りました。



公式側の床下機器です。左が運転台。



非公式側の床下機器です。右が運転台。なお、ほとんどの機器は補強用の真鍮帯材に瞬着で接着したあと、セメダインスーパーXクリアを裏側に盛りつけて衝撃で外れるのを防止しました。



駆動軸まわりはかなり苦しい状況ですが、なんとか走ってくれるでしょう。(淡い期待)




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