80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

ナハ10の製作(1)

2016-10-10 02:49:08 | 中央東線方面
こんばんは。「準急アルプス」向けの客車をぼちぼち製造していきたいと思います。来月の運転会のお題は「ロハ合造車」なのでナロハネ10だけあればいいのですが、できれば編成で走らせたいですから。・・・ってあと1ヶ月で何両作る気なんでしょう?(笑)


この編成の3等座席車は5両組み込まれていて、編成記録情報などを参考にナハ10×2、オハ46×2、ナハフ10というラインナップを考えていていました。ナハフ10はナカセイのプラキット組みの古いものをレストアして充当する予定でしたが、他車とのバランスから厚ぼったさが拭えないため、ストック品を捜索していたら出てきたKATOのスハフ42に置き換えることにしました。ブルーなので他車とともにぶどう1号に塗り替える予定です。




オハ46もなんとなればKATOのスハ43を改造すればしのげるので、手つかず状態だったナハ10 2両を作ることにしました。型紙は既に印刷済みなのでこれを組み立てていきます。まずは窓抜き前に曲げぐせをつける儀式から。紙はスノーマットの薄手の#300を使っています。#400との使い分けは・・・特にないです。(笑)軽量客車だからということでもなく、強いて言えばR付き窓の多さでしょうか。カッターだけでサクサク抜いて行ける四角四面の窓と違って、彫刻刀の推し切りはそれなりに力が要るので大変なのです。




紙を薄くしてもなお、これぐらい抜くともう飽きちゃいますね。困ったもんです。。




ナハ10形のドアはアルミ製の無塗装で登場し、後年ふつうの折戸に改造されたそうですが、今回想定している昭和33年頃にどのような状態だったのかが今ひとつわかりません。この写真は1年遅れで製造された緩急車ナハフ10の落成直後の写真(出典が国鉄車両設計事務所)ですが、折戸ながら車体色に塗装されているのがわかります。ナハ10も無塗装時代は長くなかったのかなとも思えるので、今回の模型では"塗り"でいこうと思います。




ちなみのこの写真は模型とラジオ別冊「Nゲージ」に収録されています。昭和47年刊行のこのムックはNゲージ黎明期の「ないものは作る」精神にあふれていて、いま読み返しても元気をもらえます。いち時期Nゲージを並行してやることになるきっかけとなった本ですが、結局、スクラッチのしやすさから1/80に戻ってきてしまいました。




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コメント
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