80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

レッドベアの製作5(前面の製作)

2014-09-28 22:33:37 | 北海道方面
こんばんは。

引き続き「赤熊」の顔を作っていきます。

くの字に突き出したフロントマスクを的確に表現するため、床、くの字の頂点、天井の3箇所(厳密には天井は2枚)に横板(補強番)を渡して前面のRと突き出し具合を決定します。天井板はすでに接着済みなので、次に床板上面レベルの横板を作成し差し込みます。強度的にはもう少し太くしたいところですが、ヘッドライトの配線時に邪魔になるので、幅5mm程度のものとしました。



そしてくの字の頂点レベルの横板も接着。こちらはヘッドライトケース部分に切り込みを入れてあります。



横板の取り付け位置が正しいかどうかチェック定規で確認します。定規といっても、側板を切り抜いた残りの部分に“持ち手”をつけただけのものですが、1枚の紙を切り分けた残りですから、これ以上正確な定規はありません(笑)。捨てずに取っておいたものが役に立ちました。



続いて前面の下半分を貼ります。必要な大きさよりも2割程度大きく紙を切り出し、両サイドを大きなRで曲げてから必要な幅に切断したものです。



これを車体に接着します。まるで大きなマスクをしているように見えますね。



ボンドがよく乾いたら上下をカッターで切断します。下側は床板を仮にはめてガイドにしながら、上側は横板の上面をガイドにしながらカットします。



最後に耐水ペーパーを当てて水平出しをすれば前面下部の出来上がり。先の投稿で「展開図を描かずに作る、あっと驚く方法」とは、何のことはない、伝統的な現物合わせ工法なのでした(^^;



しかし本題はここからです。上半分には窓があります。
まず、上下の合わせ目となる部分に同じ大きさの横板をもう1枚貼り重ねます。Rを決定し、かつ、ノリシロとするためです。



同じように両端を曲げた大きめの紙を接着します。上下の合わせ目の部分は現物合わせでケガき、あらかじめ緩い円弧にカットしておきました。天井側はフリーに出っ張った状態です。



そして天井側をカットすれば、展開図なしで、この特徴的なフロントマスクが出来上がるというわけです。
え、窓がないじゃないか?



はい。窓はこれから開けます(笑)
適当なヒノキ材や厚紙を枕にして、所定の高さに芯が来るように調整したシャープペンシルでフロントをぐるりとケガきます。感覚的には、車体の方をぐるりと回転させた感じ、と言った方がいいかも知れません。高さを変えて窓の上辺もケガきます。



かくして、湘南顔で一番避けなければならない“垂れ目”の心配をすることなく、地面に平行なフロントガラスのラインが引けました♪
ここまで来るのにけっこう精神的に集中しすぎてしまったので、実際の窓抜きは次の機会にしたいと思います(^^;



最後に懐かしい昭和印のパーツを。小高のキハ181系ペーパーキットに同梱されていた冷却ファンです。DF200には屋上中央に2基の冷却ファンが載っているのですが、1基ならまだしも2基も自作するのは気が重いので、ちょっと形は違いますが、中央に突起のある下側の大きい方を切り取って使おうかと考えています。
もし、これよりも良さげなパーツをご存じの方がいらっしゃったら教えてください!
(ただし1コ千円くらいするロスト製とか、羽を1枚ずつ曲げて作るエッチングキットetc.はご勘弁を...笑)




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レッドベアの製作4(車体の組み立て)

2014-09-28 00:18:59 | 北海道方面
こんばんは。
本日2度目の投稿です。

今のところこの模型、ネットで拾ってきたイラストや写真、そして鉄道ピクトリアル1992年6月号に掲載された901号試作機の三面図だけを頼りに作ってます。
自分で撮った写真もないわけではないのですが、今年の春に北海道へ出張したときに南千歳駅で撮ったこの102号機の2枚だけで、しかも隣のホームを通過していくショットとあってはとても模型作りの参考にはなりません。実車を気にしない分、かなりスピーディーにコトが運んでいます。ただし今のところは、ですが(^^;




側板の貼り合わせができたので、仕切板と天井板で車体を箱状に組み立てていきます。仕切板は4枚。前後の乗務員室仕切と中間の機器室内仕切各2枚ずつです。機器室内の2枚はなくても問題ないのですが、モーターが台車マウントで室内に余裕があるので補強のために追加しました。乗務員室用仕切は、その台車モーターとギヤが床上にはみ出すため下部を切り欠いてあります。



ここで、あらかじめ曲げ癖をつけておいた側板上部を本格的に曲げます。三角定規を2枚使いグイッと...
実はこの屋根肩部の傾斜ですが、どこにもデータがなかったので、感覚的に45°であろうと勝手に推測しました。EH500やEH200なんかと同じだろうとは思うのですが・・・



紙が硬くてすぐに戻ってきてしまうため、少しきつめに曲げておきます。



次いで4枚の仕切板を片方の側板に接着。あらかじめ天地方向にヒノキ材が貼ってあるため、これをノリシロにして、しっかり貼り合わせます。



そしてもう片方の側板を接着すれば車体組み立ての第一段階はクリア。
仕切板の精度にこだわった甲斐あって車体の歪みはゼロでした!



これは妻板ではありません。前頭部のカーブ出しをするための自家製定規です。t0.5プラ板でサクッと作りました(^^;



このクルマは屋根板を使わず、上下2枚の天井板で下屋根を形成し、その上に丸いドーム状の機器カバーを載せる形になります。
まず、ペーパーを2枚を貼り合わせた下屋根を、接着剤をつけずにスライド・イン。ちなみに前後の穴はヘッドライト配線用です。



中央部を瞬着で仮止めしたのち、爪楊枝の先でボンドを側板と天井板の間に送り込み、重石をして乾燥を待ちます。
これが下天井板がついた状態の車体です。



両肩の45°を出すためにヒノキの三角棒を使います。4×4mmがちょうどいいのですが、ホームセンターでは入手できないため、レイアウト用に買ってあった6×6mmの一部を削って使うことにしました。左が削った状態、右が削る前の状態です。



屋根肩部を三角棒にボンドで接着しますが、相変わらず紙のコシが強く、輪ゴムで巻いた程度で浮き上がってすき間ができてしまうことがわかったので、仕方なく、5cm程度ずつ手で強く押さえながら接着していくことにしました。速乾性ボンドはこういう時に役に立ちます。



前面がまだついていませんが、めでたく箱状になりました。これで第二の難関もクリア。残るヤマは前面と上天井板の取り付けですが、前面は展開図を描かず、あっと驚く方法で作ろうと思ってます(^^)v



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