80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

新幹線0系電車の製作4(青梅再訪)

2011-05-01 07:56:58 | 新幹線
こんにちは。

0系のスカートがこのようなボルトで取り付けられていることは、このブログでも何度かご紹介しましたが、今回の模型でここをどうするか悩んだあげく、造形村編成と同居するには、やはり何もナシではいかんだろうということになって、細密パイプの先で押して表現することにしました。地道な作業ですが・・・(^^;



ここで問題になるのが、その取り付け寸法です。雑誌やWebの実車写真で、これが1両まるまる綺麗に写っているものは見当たりません。目を凝らして見ると一定のパターンがあるようにも見えますが、少なくとも等間隔にはなっていないようです。
手っ取り早い方法として、再度、保存車の採寸に出かけることにしました。

わが家から一番近い0系保存車は青梅鉄道公園の22形、昭島市で図書館になっている21形、そして大宮の鉄道博物館にある21形の3ヶ所ですが、昭島市のは周囲が植込みで囲われているうえに展示車両でもないため、ゴソゴソやっていると何を言われるかわからず、テッパクのも採寸できそうな範囲が限られることから、作業しやすそうな青梅鉄道公園の22形をターゲットとすることに決め、昨日見に行ってきました。

青梅鉄道公園はテッパクなどから比べると小ぢんまりとした施設ですが、入館料が100円と安く、遊具が多いこともあってファミリー層に人気があります。GW中とあってはさらに人出が予想されるので、開館直後の9時半に着くようにしました。
それでもすでに駐車場はほぼ満杯で、小さな子供を連れた家族が大勢訪れていたのにはびっくりしました。

入館して、まずトイレでも借りておこうと展示館に入ると、模型ジオラマに何やら黄色い列車が・・・。おお、これは923形ドクターイエロー様ではないか!



でもこんなアイテムどこが出してたってけ?と帰ってから検索かけてみたら、日車夢工房(製作担当はカツミ)でした。黄色って目立つし、かっこいいなあ~

この時は入館者の運転タイムで、お子様が鮮やかにT4編成を走らせているのを指をくわえて(爆)見ていたのですが、ほどなく公開運転が始まるとのアナウンス。これはチャンス!
いや、運転を見るのではありません。運転が始まればみんなこっちに集まるでしょ。そのスキに0系を思う存分採寸しようという魂胆です。
さっそく「新幹線広場」へ向かうと、案の定、園内のファミリーが一斉に展示館めがけて押し寄せて来ます・しめしめ。


で、人気のなくなった新幹線広場でお目当ての2122形と対面。ちょうど1年ぶりの再開です。さっそく持参のスチール巻尺を手に採寸開始。。



ところが採寸を初めて間もなく、これは大変なことになってきたんじゃないかと、イヤ~な予感が脳裏をよぎりました。
例えば、連結面側を起点とするボルトの間隔は50ミリ、645ミリ、697ミリ、559ミリ・・・
おい!このクルマはヤード・ポンド法でできてるのかい? 「等間隔」という概念はまったくないんかい??



仕方なく全部測りました・・・
先頭の丸い部分は今回作らないので、その手前まで・・・


一応全部測ったところで床下から裏側を覗いてみたところ、ある事実がわかりました。いま測ったボルトの位置は、すべて台枠の「横梁」のある場所と一致していたのです。
側梁を使えば取付ステーはどこに置いてもいいのではないかと素人は考えますが、どうもそういう設計ではないようです。



これはある意味重要な発見でした。0系の台枠の詳細図が手に入れば、いちいち測らなくてもボルトの位置は自動的に決まるということです。
そのような図面を雑誌では見た記憶はないので、一縷の望みは一年前にテッパクのライブラリーで見た「新幹線旅客電車説明書」かなと思ってGW中の再訪を考えているのですが、もし1形式ずつバラバラだったら大変ですね。

まあ今回は4両しか作らないので、最悪、全部バラバラでも何とかなるかとは思いますが、床下機器のぎ装のことを考えれば、せいぜい偶数車用と奇数車用の2パターンくらいじゃないかな、との甘い読みもあります。
もし資料がなければ、今回採寸したものを適当にアレンジして作ることにします。


そして帰りがけにホームセンターで買ったものはt1.5mmアルミ板とt3mmアガチス材。アルミは動力車用の、アガチスは付随車用の床板を切り出す予定です。何せ既製品が使える大きさではないので・・・(^^;



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コメント (4)
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