80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

自由形電機E641の製作(その2)

2010-04-09 13:52:47 | 中央東線方面
いろいろとヤボ用が忙しく、久々の投稿になってしまいました。自由形電機の製作状況です。


ダマタカさんから「ぜひ真鍮で」とのお誘いがありましたが、案の定、臆病風に吹かれて、ペーパー車体でいくことにしました。ただ、今回はアイボリィ紙をやめ、いさみやの車体用方眼紙を使ったのがいつもと違うところです。
専用紙だけあってコシが強く、表面の平滑性も良好ですが、どうしても方眼目の印刷誤差があるので、あまり使っていませんでした。今回は車体長も短く自由形ということもあり使ってみたわけです。長さ方向の誤差を測ってみると、車体長140mmに対して約0.5mmの誤差がありました。実用上問題なさそうなので、定規の目盛は使わず、すべて方眼罫を頼りにケガいてみましたが、三角定規で垂直を出す必要もなくスイスイケガけて、改めてその便利さを実感した次第です。
下の写真はケガキが終わった状態で、ちなみに紙の厚さは0.5mmです。



車体の両肩部の狭いスペースに明り取り窓を設けたので、窓抜き前に一度曲げ癖をつけておきます。折曲線の裏側にはカッターで浅くスジ彫りをしてあります。このブログでたびたび登場する“ひらき”はみな前世紀の遺物(笑)ですが、久々に作るこのボディは、ゼロから手がけた21世紀初の“ひらき”なのです。ある意味感動!



引き続きサクサクと窓抜き。アイボリィ紙と違って紙の繊維がぎゅっと詰まっているため、切断面のケバ立ちが少ないのも嬉しいですね。
ほぼ設計図どおりになっていますが、運転席のコーナー窓はすっきり仕上げる自信がないのでやめました。



床板はなんと“廃車発生品”です。国鉄クモハ14転じて富士急モハ7030系となったもので、相棒のクハとともに2両編成が作ってあったのですが、子供が小さい頃に一瞬をついてその
えじきとなり、惜しくも廃車・解体となったものです。床下機器を取り去り、さらにヤスリをかけて接着剤の跡を削り取りました。



枕バリも中古品で、動力台車側は古いカツミのクモハ103についていたものです。こちらは子供の仕業ではなく、自分でいろいろ改造しているうちに収集がつかなくなり休車、部品取り用となっていました。付随台車側は日光製です。



床下機器をパーツボックスの中から拾って並べてみました。エアタンクはED60ばりの「3本逆俵積み」?形にしようと思っているのですが、さすがに手持ちパーツの底が尽きたようで小タンク1コしか見つけられなかったので、買い出しに行かねばなりません。



電車ではないので床下機器にあまり凝ってもしょうがないのですが、どうもインパクトが足りないなぁと思っていたら、こんなものを見つけました。あまり大きな声では言えませんが汚物タンクですね。たぶんTOMIXの485系あたりの付属パーツ。ただの四角い箱よりかは何となく“インバータ関連機器”って感じでいいんじゃないでしょうか。(え、無理がある?)



あと、ランナーのパーツじゃない部分↓も機器箱っぽくて使えそうかなと。。



いやあ、自由形って結構楽しめますね。


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コメント
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