イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
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「竹内栖鳳-京都画壇の画家たちー」へ

2012-10-25 18:29:57 | 観劇・アート
秋ですね~。
街路樹もきれいな紅葉を見せてくれるようになりました。


本日は代官山のスタジオで、七歳のお嬢様の着付けの後、

山種美術館の「竹内栖鳳-京都画壇の画家たちー」へ。



私の好きな、上村松園の師匠である竹内栖鳳(没後70年)と、

そのお弟子さんたちの明治から大正期の作品の数々が展示されています。

展示室に入ると、有名な猫の絵にお出迎えされ、

猫好きな私は最初からウキウキ♡

大きな「黒熊」と「白熊」、「象」の作品があったかと思えば、、、
猿、うさぎ、鳥、虫などの小動物まで・・・。


海外で見聞を広めた円山応挙の「虎」も有名ですが、

応挙は実際には虎を見ていなくて想像で描いたそうですよね。



また栖鳳は、その頃はめずらしい象を描くため、

動物園に通い詰めたとか。

その京都市動物園て、古くから歴史があるのですね。



動物の描き方は、皆、どこか優しい。
これは京都のはんなり文化だからでしょうか?

画家たちの、注意深くも愛情深い目を感じました。



山種美術館のカフェでは、青山<菊家>さんの和菓子がいただけますが、

展示内容の絵にちなんだオリジナル和菓子が数種あり、

こちらも楽しみのひとつです!

http://www.yamatane-museum.jp/doc/cafe_120929a.pdf



どれも美味しそうで迷いましたが、

菊池芳文の「花鳥十二ヶ月 九月」の

菊をモチーフにした「菊がさね」をいただき、




上品なユズ餡とお抹茶で、まったりして帰りました。

芸術の秋、のつもりが、やはり食欲の秋のようです?!