イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

着付師にとっての成人の日

2011-01-10 21:42:50 | 色彩
成人の日は、着付師としても大きなイベント。
早朝から降る活動です。

実はこの日にプロデビューするレッスン生も多くいます。
(何せ、人手がいりますから)

さて、私は35名のお客様のご予約をいただいている
店舗の着付けに参りました。

当日は思わぬハプニングはつきものです。
いろいろありましたが、時間内の予定はクリアできてほっとしました。

あとは、着崩れたとか、
あとからクレームが出ないように念じるだけです。

私は現場の責任者なので、ぜひノークレームでいきたいところ。

これは、自分の技術だけでなく、
他のスタッフとのチームワークや、
お客様へ対応する接客・対応能力が必要ですね。


それにしても、着付けという技術を生かせて、
喜んでくださるエンドユーザーやクライエント様が
いらっしゃるということは、本当に幸せな事です。

とくに自分が担当するお嬢様がとっても奇麗になって、
笑顔で「ありがとうございます」なんて言われると、
何ともいえず嬉しくなります。


しかしながら、技術を磨く道のりはとても長く、毎回反省。

次はもっと早く、もっと奇麗に、といい意味で欲が出ます。

一歩、一歩、積み上げて、
どんな着物でも、どんなお客様でも、
いつでも納得いく着付けができるようになりたいです。

叔母の形見の着物

2011-01-10 21:19:35 | 着物
4日、両親と着物で浅草へ。

母と私は、昨年亡くなった叔母の形見の着物を着ました。

母は白地にグレイの総絞り。

私は青緑の色無地。
作家もので、八掛けは黒地に金の縞と金の鳥が施されてます。

帯は、タンスの肥やしになっていた私の新品の袋帯が二つとも、
それぞれとっても良くマッチしました!

私の袖口からのぞく赤い色、
これは母がお嫁入りの時、留袖と共に持ってきた
緋色の長襦袢を仕立て直して着ています。

これも随分と長い間(私の年齢+1年)・・・タンスに眠っていたもので、
つい先日私が見つけて「ちょうだ~い!!」。

母は嫁いでから一度も袖を通さないまま、
私に譲るかたちになりました。


きものって、新しいものはもちろん嬉しいですが、
こうやって思い出と共に身にまとえる、
というところも、いいですよね。


それに、今日は浅草で食事に入ったお店で、
母くらいの年代の女性から、
「ま~奇麗ねぇ。お人形さんみたい」
と褒められるおまけもつきました ^^);

こんな年になって「お人形」はないでしょうと、
笑ってしまいますが、
これも着物のおかげですし、
新春のお祝いと、ありがた~く受け取りました。