自殺防止

理由もなく(理由があっても)他人を殺す馬鹿者には困るが、自殺者にも困る。わが国の自殺者は、1998年～2007年の10年間、毎年３万人を超え、交通事故死の６千人台に比べ５倍にも達している。以下に注意を・・・
うつ病症状⇒気分が落ち込む「抑うつ気分」、心から楽しめない「喜び・興味の喪失」、この２つの症状が現れたらうつ病を疑う。
酒量が増す⇒不眠対策にと酒を飲むとアルコール依存症になり、その30％が自殺する。
生活の急変⇒生活が崩れ・借金の挙句の失踪・温和だった人が酒席で大喧嘩。
精神的負担の増大⇒長時間労働による過労・大きな失敗・職を失ったときなど。
孤独⇒未婚、離婚、死別した人は、家庭を持つ人の３倍以上の自殺率。
重症の病気にかかる⇒癌や寝たきりの病にかかって生き方を変えざるを得ない場合。
自殺を口にする⇒「死ぬ、死ぬ！」という人は死なないと言われるが、それは誤り。自殺前に多くの人が打ち明けている。言われた人は聞き役に回り、安易な励ましは禁物。
自殺未遂⇒自殺未遂に及んだ場合は緊急の危機である。再度の危険性が大きい。

東京スカイツリー

現在のアナログテレビ放送は2011年7月24日迄で終了し、それ以降は「地上デジタル放送」に切り替わる。当然テレビ受像機の変更は必要になるが、発信する側のシステムも大変なようである。「地上デジタル放送」用の電波を送る新しい電波塔の建設もその１つであろう。
東京都墨田区に建設が予定されている新タワーの名称は、昨年10月から公募され、全国から寄せられた計１万8606件の名称案の中から６候補に絞り、インターネット・はがき等で全国から投票を受け付けていたそうであるが、この度、「東京スカイツリー」に決まったそうだ。
この新タワー、高さ約610メートルに及び、1958年（昭和33年）10月に完成した333メートルの「東京タワー」を遙かに凌いでいる。電波塔としては世界一の高さになるそうだ。来月には着工され2011年12月が完成予定とのことであり、その総事業費は約600億円に及ぶという。それまで元気でいて昇ってみたい。

秋葉原

戦後、秋葉原の闇市では、真空管やラジオなど電子部品を扱う店がガード下に集まった。これが今日の電気街の基になっている。
私が秋葉原へ通い始めたのは10代の終わり、1955年頃からだったと思う。その街は高度成長の波に乗り、テレビや洗濯機、冷蔵庫等の家電製品の販売店が多くなり、日本一の電気街になった。しかし、当時は未だそれほどの大型店はなかった。毎週のように秋葉原の街を楽しみ、オーディオ等は総てその街で購入している。
私がパソコンを始めたのは1/4世紀も前の1981年、黎明期の「NEC PC-8801」と共にであるが、このときも秋葉原で買っている。それ以降、各種パソコン・コンピューターゲームソフトを扱う店が増え始め、ゲーム関連の専門店も登場するようになった。
2000年頃 からはいわゆる「オタクショップ」が増え始める。秋葉原駅を始発とする「つくばエクスプレス」が開業し、神田青果市場跡地には立派なビルが開業した。秋葉原は素晴らしく発展した。だが、私の趣味とは違った街になってしまった。

いとこ会

通夜・告別式などの葬儀の際には、普段滅多に逢えない人とも逢える機会である。懐かしく積る話もあるが、情況が情況なのでどうしても控えめになってしまう。そうしたときに、私たち従兄弟同士の間でしばしば話題になるのが「従兄弟会をつくろう」であった。
私達の親同士が比較的近くに住んでいたこともあり、年齢の近い従兄弟同士はよく一緒に遊んでいた。それ故にそうした話題が上るのだが、いつも話だけで先には進まない。
だがこの度、若い人たちの尽力により「従兄弟会」の第1回が開催された。
先頭に立ってくれた人達は、若いといっても60歳を過ぎている。従兄弟の最高齢は81歳、1番若い人でも56歳、人数は21名に及ぶ。時間的に都合の付かぬ人を除き16名参加で、予想を遙かに上回る楽しい会になった。
この時期になっての結成が時期的に遅かったかどうかは判らぬが、有意義であったことは間違いない。同じような環境におられる方にはお勧めしたい。

水着

北京オリンピックを控え「高速水着」が話題になっている。
水泳連盟も“スピード社の水着”を認める方向のようだ。本来ならばこうした競技は、実力通りの順序で着順が決るのが望ましい。
それぞれの選手は勝利を目指して、泳法を始めとして様々な研究をしているであろう。当然の結果としてレベルは上がり、人間の能力限界に近付き、優勝タイムは1/100秒を争うようにまでなっている。
そうした中で出現した“スピード社の水着”、これを着るとタイムが２秒近くも短縮できるという。これでは使用する水着によって着順が大きく変ってしまう可能性がある。
昔、男子選手は小さな競泳用のパンツでレースに挑んでいた。それこそ実力勝負であった。やはりこうした競技はモノに頼らず、その人の能力だけで戦って欲しい。
臍だしルック等が流行っている現在、いっそのこと競技用水着は、男女とも“トップレス・Ｔバック”を採用するよう規則を変更したら如何であろうか？――半分冗談である。

七福神

堀切菖蒲園へ見学に行ったおり、ボランティアグループの方々が堀切市内の名所を案内してくれるとの園内放送があった。
さっそく申し込み、１時間あまりの市内散策を楽しんだ。グループのメンバーは70歳代の方が多く、80歳を超えた方もおられたが、皆さん驚くほど元気であった。口を揃えて言われたのが、「こうしていると自分も勉強するので老化が遅れる」とのことであった。やはり人間、いつまでも頭と体を使っていなければ駄目である。
案内された場所は初めて知る名の所が多かったが、説明を聞けば成る程と思えることが多く楽しいひと時だった。多くの歴史ある建物の中に混じり、比較的新しい石造りの「堀切七福神」もあった。ここ１ヶ所で七福神全部のご利益があるといい、大変合理的である？
ところで、この七福神の中で日本古来の神様は“恵比寿”だけである。他の大黒天、弁才天、毘沙門天と下に「天」の付く神様はインドから、それ以外の布袋和尚、福禄寿、寿老人は中国からの神様である。

病院

予約日を迎え、８週間ぶりに近くの総合病院の脳外科を訪れた。
先生は何時も通り「変ったことはありませんか？」と尋ねてくれた。私は「時々、咳が出るのですが・・・」と言ってみた。先日のテレビで、子供以外の間でも「百日咳」が流行りだしたと耳にしていたし、以前から「結核は過去の病気ではなく現在でも結核で亡くなる年配者が多い」と聞いていたからだ。だが先生の返事は単純明快。「ああ、それならば内科の先生に診てもらってください！」
改めて内科の手続きを済ませ、血液検査、レントゲン撮影、念押しの胸部ＣＴ検査で３時間以上を病院で過ごした。そして、レントゲン撮影の行程では、従来のフィルムを必要とせず、撮影結果が直接医師のディスプレイで見られるように進歩していたのを知った。
また、担当の先生はマスクで口の形は不明だが、眼はパッチリとした二重、まつ毛は長く、鼻筋通って眉毛も大変美しい。話し方も“西○史○先生”とは違い上品で魅力的。ドラマ以外にも若く美しい女医の存在に驚いた。ＣＴの検査結果を聞く来週が楽しみだ！

堀切菖蒲園

私のブログの友人である勿忘草さん・コスモスさんお２人に素敵な菖蒲の写真を見せられた。私は我慢できず傘を持って、さっそく日暮里駅から京成電鉄に乗り換え「堀切菖蒲園」へ向かった。
この地に於ける花菖蒲の歴史は、一説では室町時代に堀切の地主が各地の花菖蒲を収集し、自分の庭に植えたのが始まりともいわれている。春信、広重の錦絵や名所案内や紀行文にもこの地の菖蒲園のことが記され、江戸時代には、広く知られていたようだ。
戦前までは何箇所もの菖蒲園が存在したが、戦後の事情から閉園・廃園により菖蒲田は埋められ、現在では殆どがが住宅地に替わってしまった。現在の菖蒲園は昭和34年東京都に買収され、翌昭和35年から都立堀切菖蒲園として公開された。その後、昭和50年には葛飾区に移管され現在に至っている。
花に疎い私だが、美しい花を眺めれば心は和む。花を育てるテクニックも身に付けていない。花の名前もあまり知らない。だが眺めて満足するのも花の楽しみ方だと居直っている。

「タスポお貸しします」

社団法人日本たばこ協会：日本のタバコ販売業界の団体である。
この日本たばこ協会・全国たばこ販売協同組合連合会・日本自動販売機工業会が、未成年者の喫煙防止強化の一環として、ＩＣカード「taspo（タスポ）」システムを開発し、今年から順次導入している。
これにより、自動販売機は「成人識別たばこ自動販売機」となり、カードを所持していない者はタバコを買うことができなくなった。この申込書は、Ｗebサイトもしくは近くのタバコ販売店で入手できる。発行手数料・年会費は無料であるそうだ。
ところが最近、客にカードを貸し出す店やホテルが出始めたそうである。こうした動きについて日本たばこ協会は「趣旨に反している。やめてほしい」と訴えているが、ＪＴ側は「年齢確認の上で貸し出すのは対面販売と同じ、問題ない」と主張しているそうだ。
こんな理屈がまかり通るならカードを作る人も減ってしまい、意味がなくなる。規則を作ったなら厳守させなければいけない。また、対面販売の年齢確認もいい加減では駄目だ。

東京フレンドパーク２

去る４月28日、横綱白鵬は気心の知れた世界フライ級チャンピオンの内藤選手と共に、ＴＢＳのバラエティー番組「東京フレンドパーク２」の収録を行なったそうで、それが２日の夜に放送された。
２人は収録前にダーツバーにも行ったというから、充分に気合は入っていたのであろう。その日の番組は従来の番組内容とは全く別物であり、私も真剣に見入った。
２人とも運動神経が素晴らしいことは判りきっているので、その方面の成績は予測できた。だが、失礼ながらクイズ問題には不安を感じていた。ところがである。白鵬は、決して簡単ではない問題を内藤選手まで廻さず１人でクリアーしてしまった。残り４問も内藤選手が全門正解し、滅多にない“金貨２枚獲得”を達成した。私は、彼らの知識と本番の強さに唖然とした。最後の種目ハイパーホッケーにも圧勝し、パーフェクトで金貨６枚。
最後のダーツでは、内藤選手の動体視力と反射神経のお蔭であろう、パジェロも獲得。完全に惹き込まれた。やはり頂点に立つ人は違う。今後の２人の活躍に期待する。

専業主婦の価値

先日、アメリカの就職支援サイト「salary.com」のソフトで専業・兼業主婦の労働にどのくらいの価値があるかを試算し、その結果が報じられた。それによると、平均的な専業主婦の１年間の労働は、年収にして日本円で1280万円もの価値があるという。外に出て働く夫の２倍である。
「そんな！」との気もしたが、毎日が宿直であり、人材派遣会社に依頼したらそのくらいの金額になるのかも知れない。直接本人と契約しても、夫の収入と同じくらいの金額は払わなければならないのかも知れない。
ところでつい先日、結婚して30年以上にもなる呆れた男からの身の上相談を眼にした。
喧嘩の挙句とはいえ、妻に対し「お前は30年以上も毎日遊んで暮らしてきた。オレのダニみたいなもんだ。寄生虫だ」と言ったという。彼女は悲しい顔をしていたが、翌日仕事から帰ってみると、その妻は家を出ていて２ヶ月も戻らないそうだ。戻って欲しいとの内容であったが、彼女の気持ちを思うと、恐らく手遅れであろう。馬鹿なことをしたものである。

石山寺

今年は、紫式部により「源氏物語」が書かれ、それが完成してから丁度1000年目に当たるそうで、いろいろな行事も催されるようである。
この作品は滋賀県大津市石山寺1丁目にある「石山寺」で書かれたという。この寺は、当時としては珍しく女人禁制ではなく、多くの女性が観音信仰で訪れている。清少納言・和泉式部なども石山寺のことを日記や随筆に記し、女流文学開花の舞台となったという。そうした環境が、紫式部をこの寺に篭らせ大作を書き上げさせたのであろう。そのときに使用していたといわれる「紫式部源氏の間」が本堂の北側に存在する。
この度ＮＨＫのラジオで、そうしたことに関して石山寺の責任者の方が話をされていた。10年前の1997年秋、私は琵琶湖湖畔のホテルと白浜のホテルに泊まり、三井寺・瀬田の唐橋・石山寺等を旅行したので、当時を懐かしく思い出しながらこの話を聞いていた。
アルバムを開いてみたが、デジカメ購入４年も前の写真は幾分変色している。機会があったらもう１度訪ねて見たい気もする。

マグロⅡ

原油高騰の影響で、台湾のマグロ漁船が操業休止に踏み切った。
すでに築地市場の卸値は、４月上旬と比べ、庶民のマグロである冷凍メバチが２割・冷凍キハダは３割ほど値上がりしているという。
クロマグロ（本マグロ）：最上級とされる。特に冬の北海道沖で獲れるものや、青森県大間崎の本マグロは最上級：1カンで2000円以上もする高嶺の花である。
ミナミマグロ（インドマグロ）：南半球だけに分布し、クロマグロと並ぶ高級品である。
メバチ：クロマグロやミナミマグロやと比べると色落ちが少なく値段も安い。
キハダ：赤身とトロの区別が付き難く、これからの時期が旬で、特に日本近海で獲れる味は絶品だといわられている。他のマグロと比較して値段は1番安い。
「冷凍」より「生」が新鮮であると思っている人が多いようだが、必ずしもそうとは限らない。近海物以外の「生」は、口に入るまでに鮮度が落ちている場合も多い。それにしてもマグロの刺身は、昔のように正月のご馳走になってしまうのだろうか？