気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

明治・大正・昭和・平成

2008-06-21 05:54:39 | Weblog
100歳のハードルをクリアーした最後の伯母が亡くなった。
数年前父が亡くなった折、達筆な手紙を戴いたのもつい先日だったような気がする。病床に就いたのは僅かの期間で、理想的な往生だと思っている。
自分がどの時代に生まれたかったかと望んでも、それは不可能なことであるが、太平洋戦争等の悲惨な時代をも挟んだ明治・大正・昭和・平成と、それぞれ異なる時代を生きてきた人は、それぞれの時代を体験できたという点では幸せかもしれない。
しかし、豊かな時代から様々な点で厳しい戦中戦後の時代を過ごし、その後の経済的に落ち着きを取り戻した時代になると、「昔は舅・姑に仕え、今度は嫁の機嫌を取らなければいけない時代になってしまった!」と多くの婦人がぼやくような時代でもあった。
そう考えると、精神的にはあまり恵まれていなかったかもしれない。とにかくそうした時代を後世に語り伝えることの出来る人が段々少なくなってしまった。