気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

鎮魂:家畜パネル

2010-08-17 06:45:10 | Weblog
口蹄疫で殺処分された宮崎の牛や豚などの“家畜計28万8643頭のシルエットを描いたパネル”が、宮崎市のJAビルに展示されているという。先に「県SSグループ東京支部」が市内の商業施設で展示した「10万頭パネル」を参考に、県JA畜産防疫対策本部が作成したものだそうである。
縦1.8メートル横6.3メートルの巨大パネルに、縦4ミリ横6ミリの牛や豚を1頭ずつ描写したもので、近付いて見ないと分からないほどのサイズだそうである。大きく描かれたシルエットは、殺処分された県の主力級種牛であった「忠富士」の姿を描いたものだそうだ。最後の最後に処分された民間種牛6頭も加わるという。
パネルには鎮魂の言葉とともに宮崎県の畜産データも記されており、担当者は「数字では想像しにくい処分頭数だが、目にすることで強烈に印象が残る。家畜の冥福と再建へ向けて思いをはせてほしい」と語っている。
写真は、28万8463頭(7月13日現在)分のシルエットが描かれた巨大パネルだが、このグレー地に見える部分は、牛や豚の小さなシルエットの集合体から成り立っている。改めてその数の多さに驚く。