気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

坂東眞理子

2008-02-24 06:17:07 | Weblog
内閣府初代男女共同参画局長・昭和女子大学長であり、大ベストセラー「女性の品格」の著者としても有名な坂東眞理子氏。
彼女は東京大学を卒業し、男と同じように働きたいと考えたが民間では受け入れられず、公務員になったという。当時、他に同様な女性が4人ほどいたそうであるが、結婚や子供ができたことを機に全員が辞めていったそうである。
雇用に関する男女平等が世界的な流れであったことは事実であるが、彼女の働きが日本の男女平等に貢献したことは事実であろう。職場では子育てのための有給休暇が大幅に認められるようになった。だが坂東氏自身、現実に男と同じに仕事をするには母親に子供を預け、親にも子供にも迷惑を掛けたと述懐している。
多くの女性が社会で活躍するようになったが、それと引き換えに母子の絆が弱くなりあるいは切れてしまうマイナス面も現れている。それが現在の憂うべき風潮と無関係とは言えぬだろう。坂東氏のように環境にも恵まれ並外れた能力の持ち主は少ないのだから。
先日彼女の話を聴いて、女性の社会進出を喜ぶと同時にそんなことも考えてしまった。