気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

斎藤隆夫

2008-02-20 06:20:23 | Weblog
また福田内閣の不支持率が上昇し51%に達した。最近の日本の政治家には幻滅を感じるが、それほど昔ではなくとも気骨のある政治家もいたのだ。
大正から昭和初期にかけて政界で活躍し、“憲政の神様”の1人といわれる「斎藤隆夫」である。衆議院議員当選13回で、当時の民主党最高顧問・国務大臣を2回務めている。信念に基づく彼の演説には定評があり、国会における名演説が3つあるといわれている。
その1つが1925年(大正14年)の普通選挙法に対する賛成演説であり、その2つめは1936年(昭和11年)の粛軍演説であり、その3つめは1940年(昭和15年)の支那事変処理に関する質問演説であると言われている。3つめの中では「聖戦などと言ってもそれは空虚な偽善である」と決めつけ、陸軍の反感を買い懲罰委員会にかけられるという大事件に発展したそうだ。戦後も同志の強い勧めにより入閣して活躍したという。昭和24年に亡くなった。
演説名人の彼だったが、時前に脱稿した原稿を完全に頭に入れてから演説したという。