家の中で為すこともなくぼんやりしていても仕方がない。
夏でもあり、三遊亭円朝による古典落語の傑作「真景累ヶ淵」を映画化した「怪談」を観てきた。この話には昔から親しんでいたので、特別に恐怖感を味わうことはなかったが、一応の満足は得られた。
中田監督は「“得体の知れない”恐怖ではなく、よく見知った、“得体の知れた”怖さ・情念を描いた」と言っているが、正にそんな感じを受けた映画だった。
主演の黒木瞳を始めとする5人の女優が尾上菊之助に絡む“ラブ・ホラー”で、時々ゾクッとする愛のドラマといえる。
それにしても女の執念は恐ろしい。尤も、それほど惚れられない男には関係ないだろうが。
夏でもあり、三遊亭円朝による古典落語の傑作「真景累ヶ淵」を映画化した「怪談」を観てきた。この話には昔から親しんでいたので、特別に恐怖感を味わうことはなかったが、一応の満足は得られた。
中田監督は「“得体の知れない”恐怖ではなく、よく見知った、“得体の知れた”怖さ・情念を描いた」と言っているが、正にそんな感じを受けた映画だった。
主演の黒木瞳を始めとする5人の女優が尾上菊之助に絡む“ラブ・ホラー”で、時々ゾクッとする愛のドラマといえる。
それにしても女の執念は恐ろしい。尤も、それほど惚れられない男には関係ないだろうが。