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鉄道模型とテルマエの部屋

懐かしい電車と模型と銭湯と

赤い赤い万葉線MLRV1000を仕上げる

2023-09-15 22:29:00 | 工作記録 津田沼第二工場


近所のポを定期巡回していると、ワゴンセールの中に真っ赤なトラムがありました。
去年お忍びで高岡・富山を旅した時に乗り合わせた電車。変化に富んだ車窓や乗務員の方々の優しさ、ホテルで教えていただいた回転寿司のネタの旨さに、忘れられない旅になりました。
電車スキー的に印象的だったのは、真っ赤なMLRV1000形。2009年までに6編成が導入された今の万葉線を代表する超低床車です。







お手頃価格でありましたので、早速入手。かなり傷だらけでしたが、自分なりに手を加えて我がならしの交通の新鋭車として投入することにしたのです。
まず分解しガラスや屋上機器を外して、車体にクレオス#181スーパークリア半光沢をエアブラシで吹きました。ブラシコート用と銘打ってあるだけあって、滑らかな仕上がりになりました。細かい傷も目立たなくなります。
一晩乾燥させたら、タミヤエナメルXF.1フラットブラックを極薄く溶いて、外装のパネルの合わせ目に流し込みました。実物を観ても案外合わせ目が目立つ感じです。


何故か持っていた動力を組み込み自走可能にしたのですが、大きな窓からあまりに丸見えで興醒めです。車内に動力が居座るのは抵抗が無いのですが。
考えた末に、実物のカーテンを塗装で表現することにしました。ドアの裏表とガラス表面をマスキングして、クレオス#97灰色9号を缶でプシューと。ガラスの一部はちょっと開けた状態にして変化を付けると効果的です。


運転台の椅子にも灰色9号を筆塗り。これも案外目立ち、よい感じになりました。

パンタにはタミヤアクリルAS.7ニュートラルグレー。車輪はいさみやカラープライマーのグレーと黒を混ぜ調色して塗ってあります。
この車輌の場合はどうしても車輪に手を触れそうですので。


他社からも優秀な完成品が出ていたようですが、気づいた時には何方も市場から姿を消しておりました。
ワタシにしては新しい題材なのですが、好ましいスタイルと相まって、お気に入りのモデルになりそうです。

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上田交通モハ5253 鉄コレに手を入れる

2023-08-27 19:15:00 | 工作記録 津田沼第二工場


夏が去って行きます。

嫁様のお父さん(つまり義理の父)が亡くなってしまわれて、今日告別式だったのですよ。
病が見つかったもののご本人と周囲の努力で随分と良くなられて。
安心してた矢先に熱中症からの心筋梗塞であっという間に逝ってしまわれました。
嫁様と長男である弟さんと三人で密やかに今日お別れして。身近な人との別れはいつまで経っても慣れず悲しいものです。

空き時間にポチポチ手元の鉄コレを弄っておりました。ヘッドライトをカトーの旧国用に変え、テールライトは塗り直し。車体色を調色して塗り潰し、サインペンの赤を差しておきました。サボは綺麗に印刷されておりましたが、フォントの良さでキッチンのステッカーを貼り重ねてあります。
オデコのナンバーはコンパウンドと綿棒で擦り落としましたが、あまりに小さいのでこのまま省略してしまいました(あまり好きではないのもありまして)
あ、パンタはキッチンのコンバージョンパーツを用いてGMの旧PS13を改造してあります。

虎の子の工芸社のエアホースが行方不明で、銀河の古ーいエッチングパーツを取り付けてあります。カプラーはいつものケイディー1015。





側面です。窓ガラスに印刷で保護棒を表現してありますが、好みではないのでひとつずつコンパウンドで擦って消しました。床下機器は16番のそれを見ながら、鉄コレの余剰品を並べ替えてあります。5253は他の二両と並びが大きく異なり、非公式側に抵抗器が見えております。
ランボード周りは大きく手を入れました。
元のブロック状のパーツはこの製品のウィークポイントなので、両端0.5ミリずつ残してカッターとデザインナイフ、ヤスリで丁寧に削り0.5×1.5ミリのプラストラクトの帯材を12.5ミリにカットして貼り付けてあります。
脚はクレオスのブラウン(普通のやつ)ランボードは好みでキャラクターイエローを筆塗りしました。削った部分は特に仕上げはせずクリアを吹いただけですが、違和感はありません。
ナンバーはコンパウンドで消し、キッチンのインレタで「5253」と入れました。
ついでに浮き上がったリベットをコンパウンドで擦り下地を出し、クレオスの半艶クリアにフラットベースをちょっぴり足して塗りました。
今までクリアは全て缶スプレーでしたが、これこそエアブラシの繊細な塗りが映えるようです。

ことのついでに旧作のワールドキット組み5251もUKKとナンバーを消し、上田丸子時代の表現に変えました。
これもグッと渋く良い感じです。


三両並べてみました。ベースが違うのでだいぶ印象が異なります。真面目なモデラー様には怒られそうですが、ワタシはこういう模型を楽しんでいるのです。
5253は最末期仕様にしました。いずれクハ290を作り編成を組ませようと思っております。


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JAM2023ぷらっぷら

2023-08-19 23:20:00 | 工作記録 津田沼第二工場
暑い暑い暑い日々が続きます。8/18から20までビッグサイトで開催されてるJAMに、今年も寄ってきたのでちょいと書いておきますね。



早速巨大な木曽の機関車の洗礼。


渋谷のジオラマ。いったい何人くらい居るのだろうか。



トミーテックブースに立ち寄り。ノス鉄4弾の見本が展示されてました。このDD11タイプがとても気になっておりましてね。





止めずに続けてくれるのは嬉しい。

あとこの土佐電は気になります。

K100だ!会場の隅にひっそりと。











誰か作る方の為に詳細写真。






京都のNさんとこ。いい感じ。工作が洗礼されてる。



ウチの南越線132を、ちょっと間借りさせていただきました。似合ってるな(・∀・)


いや、カッコイイよね。

福井同士の出会い。

作品の数々。あ、横浜地下鉄ウチも積みっぱなしだったw

多摩温泉電鉄さんのカッコイイレイアウト。


これ曲がれるんですか凄!

潮見電鉄さんのコカコーラ看板素敵。



此処にも乗り入れ。ありがとうございます😊

kumaさんの端正なナローロコ。本人不在で残念。

宮下さんの新作機関庫。軽便末期の半分バスに占拠されてる感じがいいなぁ。

車庫裏にひっそり置かれたバス停萌え。

小泉さんの新作レイアウト。これ欲しいw楽しそうでねー(自分で作れ)

Rotaさんの可愛い車輌たち。好きなんだな。

うかいさんに挨拶させていただきました。

塀の上の猫…



好ましい商店。ガラスケースの上にも猫。

新作。

先日亡くなられた小林さんの記事から作られたそうで、美しくまとまっておられます。
お人柄か、可愛らしい纏まりの作品がとてもいい感じですね。


長くなりましたので続きます。



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福井鉄道モハ132 その5 完成しました

2023-07-30 11:34:00 | 工作記録 津田沼第二工場


蒲原鉄道モハ91(山形交通モハ106)とか、この福井モハ130のような近代的な外観でありながら小さな車体に、足回りが旧式な電車が好きです。
古本で入手した鉄道ピクトリアル1971年9月号(255号)福井鉄道の特集で、戸の口駅で撮られたモハ130の写真に釘付けになりました。
小学生には目の毒でトラウマになる画像ばかりでしたが、とりわけモハ130のスマートさと小さな車体に惹かれましたね。
地元の宮島線にはない日本車輌的センス(自社製だそうですが)が気に入ったのでしょう。
鉄コレの出始めの際に三弾小田急猫を切り継いで似たものを作りましたが、何処かで知らないオタに見せた時にdisられ意気消沈して仕舞い込まれたままになっておりました。
らっきょさんとこから去年あまぎモデリングイデアのキットが飛んできたので、二年掛かりで漸く完成させまして。


パンタがいい感じです。マンディさんところのいろいろ製作所のカッチョいい奴をJNMAで入手し、盛り上がって一気に仕上げたという。
屋根に上がるステップと手すりは、今回はオミットしております。
あと131と132の違いがはっきりわかる車側表示灯も綺麗に仕上げる自信が無く、これも省略しました。

いつもながら失敗は数限りなくあるのですが、この車輌の場合は鼻筋のラインを出せなかったこと。前面は元々ホワイトメタルのパーツが入っていたのですが、窓まわりをすっきりさせたくて0.5ミリのプラ板を組んだ物に置き換えたのですが、折角出した鼻筋が何方も0.2ミリくらいズレてしまいまして、窓位置から何から修正かけた時に消滅してしまいました。 
ガラスは鉄コレ六弾新潟モハ11のをワイパーモールドを削って利用したのですが、平面を出すのが思ったように行かず妥協してしまいました。

132を選んだ動機として、この車体に付いたジャンパー栓があります。地元のボにたまたま下がっていた銀河の開いたパーツがあったので、これを選び0.3ミリの真鍮線を焼きなまして差し込みました。取り付けは塗装が終わり窓ガラスも付いた後になります。
ヘッドライトレンズは鉄コレの余剰品(紀州キハ603用が径ピタリだったので、裏をシルバーに塗って差し込みました。

検査表記はキッチンの蒲原のw社紋はらっきょさんから譲られた福鉄のレタ。

ナンバー。これも親切ならっきょさんが手配してくださったのですが、いざ転写してみるとあまりのデカさに唖然。実物はこんなに大きくないんで在庫のインレタを漁ってみたら、GMの京成のが良さげなので、ひと文字ずつ貼っておきました。











キット自体が曲げが角ばっている上に屋根が薄く、新潟のガラスも微妙に大きいんで凄く似てるとは言えないのですが、あの愛らしい姿は一応再現出来たと思います。
使用塗料を書いておきます。

ブルー GM#22ブルーB(旧小田急ロイヤルブルー)
クリーム クレオス#44タン
屋根 クレオス#513ドゥンケルグラウ
パンタ/ベンチレーター ガイア#073ニュートラルグレー3
床下 クレオス#40ジャーマングレー
Hゴム ガイア#072ニュートラルグレー2
アルミサッシ ガイア#009ブライトシルバー

南越線廃線後は福武線転用も他社譲渡も行われず、短い生涯を閉じたのは残念でしたが、我がならしの交通では末永く活躍させたいと思います。


僚友のモハ111と並べてみました。



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福井鉄道モハ132 その4

2023-07-27 19:33:00 | 工作記録 津田沼第二工場



いさみやのマルチプライマーグレー→クレオスサフ1200の順に吹きました。



GM小田急ロイヤルブルーは、ワタシの福鉄色。
これを塗ったら、クレオス#44タンを塗る前にトレジャー汎用手すりの1ミリを植えておきます。手すり断面を丸くヤスっておくと、なんとなく線材ぽくなるような。

屋根はクレオス#513ドゥンケルグラウ。これに#189フラットベースなめらかスムースを足して艶消し具合を美しく。パンタとベンチレーターは、ガイアニュートラルグレー3。
ガイア派の盟友らっきょさんの受け売りですが、塗り易く仕上がりも良かったです。



旧作モハ111と。未完成なのに並べてしまったw

前面ガラスは鉄コレ6弾新潟交通モハ11から。
ワイパーを削ってHゴムをガイアニュートラルグレー2で筆塗り…と書くと二行だけど、これで休みを丸々一日潰しましたwww
予め確保しておいた一両分は、久しぶりの作業の為か見事に失敗。慌ててアキバに同型車を買いに走ったという。割とすぐポチのお店にたまたまあって本当に助かりました。
それにしてもワイパーのモールドを削り落とす、それも四枚というのは中々ハードで、なんとかカタチになったけどまだまだ反省ばかりですね。


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