いやもう何処からお礼を言ったら良いのか…
2013年3月28日、「帰り道に」というタイトルで始めてから、弊ブログはまる10年が経過しましたよ。
いや、感慨深いもんですね。
初めから鉄道模型の工作記事と、銭湯巡りをメインで書こうと思っておりました。
当時は画質的にスマホのカメラは使っていませんでしたね。富士フイルムからWi-Fiでスマホに画像転送できるコンデジが発売になって、漸く憧れのブログを始めることができました。
今はほぼ100%スマホで撮っちゃいますけどね。
カメラでは撮れないアングルで撮影できますし、被写界深度が深いのも工作写真では助かります。
始めた頃に比べると、千葉のテルマエはごっそり無くなり、都内も随分と減りましたね。
そもそも浮世離れしたレトロな存在が多く、設備も老朽化していて今まで続けてくださったことが奇跡というか、感謝に堪えません。
つい先日「3D鉄道模型まつり」の展示を一緒にやってくれたハボフさん、らっきょさんと三人で町屋の野崎浴場さんにふらりと寄ったら、なんと月末で閉店の貼り紙が。
その夜は薪で沸かされた柔らかな湯を堪能し、それでも足らず翌日の夜にはモデルアイコンの店主を連れてまたまた入りに行ったという。
結婚しちゃうと毎日テルマエに行くのはなかなか出来ませんが、出来る限り入りに行きたいと思っております。
いろいろ行きましたが、好きなのは三河島の雲翠泉と小岩の鶴の湯かな。
どちらも何か遠くに出掛けたような、旅情めいたものを感じさせます。
普段づかいなら平井の吉野湯と新小岩の旭湯。
吉野湯さんは現代的にアップデートされた居心地の良さ。旭湯さんは表に自販機もないクラシックな「日本の銭湯」っぽさ。
熱い湯もここなら好きです。
「貴方がなんで若いモデラーからリスペクトされるのか、やっとわかった気がする。
これは真似出来ないわ」
と言われた。ちなみに16番モデラー様。
実は自分ではまだわかってないですよ。
組みや塗り、切り継ぎは丁寧だと思うのだけど。
強いて言えば楽しく作ることにおいては誰にも負けないかな。上手く行かない失敗したことも含めて楽しくて堪らない。
目や耳や場合によっては鼻で感じて、好きな電車を自由に作る喜びは何にも代え難い。
作りたいモノを調べ、資料を集め素材を揃えて作業を始めて。
上手くいかない場所を考え時には友人に相談し、失敗しては何度もやり直して、遂に完成させる時は本当に幸せですね。
人生の中で幾つかは確かなこと、間違いないことがあるのだけど、そのひとつにこの趣味を続けてきたことがあります。
目が見える、手が動くうちはやりたいなぁ。たとえボール紙一枚からでも夢は紡げると信じております。