こんなちっぽけな電車1両に、足掛け4か月もかかってしまいました。仕上げ不足、歪み、洗浄不良による塗装剥離と王道のしくじり。それのリカバリー。車体と屋根板のひび割れにも手を焼き、一時は投げ捨ててしまおうかと思ったり。ひび割れは補強の追加で克服、なんとか昔作ったモハ31よりカッコよくできました。
前面は窓枠もエッチング抜きで入っておりましたが印象が違って感じたのでそれは使わず0.5ミリプラ板で窓枠を作成、塗装後にモデモ江ノ電1000型のドアガラスを嵌め込みました。ちょっと歪んでしまった部分もありましたがまずは実感的に。
窓枠は洋白板のエッチング抜きを別貼りする方式で、実感的。手仕事の設計なので、寸法がシビアなのは発売された時期を考えれば仕方ないでしょうね。ナンバーインレタとサボのシールは安心のkitcheN製です。
車体にはワタシとしては珍しくやや強めに汚しを入れました。イメージとしては雪解けの時期、やや手入れが行き届かない頃。
ドア下、パンタ下のヘッダーに艶消し黒、腰板まわりにフラットアース。パンタ下にも軽く差してあります。あくまでもニュアンス的に、実物の汚れの丸写しにならないよう充分注意しました。
テールライト、ドア閉め知らせ灯にはエポキシを盛り、乾燥後サインペンで赤を差してあります。