とうとう晦日に至りました。
今年は浮き沈みの激しい年でして、目まぐるしい日々を過ごしましたです。
2014年の秋に起工しまして、足掛け8年目に漸く竣工した総武流山。このオレンジに白帯というのが上手く塗れませんで足踏みしておりました。
時間を掛けた甲斐がありまして、まずはカッチョいいのを完成させることが出来ました。
実物に一度だけ乗った日のことを思い出します。あの頃ワタシは19歳。
上田は元々佐久鉄道の気動車にパンタを載っけたという。前面の窓枠などは気動車時代のままです。これも3年以上仕掛品だったのを、一気に完成させました。モデモの動力を組み込み、とても快調に走ります。
右の北鉄風電機は鉄コレ新潟モワ51を切り継ぎ短縮、カラタケ割りで幅も1ミリくらい詰めたもの。可愛くパワーもありますので、当線貨物列車の主力機となっております。
左のワンマイル貨車がいま一番新しい作品?かな。小さな貨車にマグネマティックカプラーを付けると、柔らかいスプリングと相まって入れ替えが楽しいですよ。
真ん中の北鉄気動車。K先輩がTMSに発表された写真に触発されて鉄コレのそれに手を入れました。作成中にアレに襲われて、本当に辛かったなあ。
作品の更新修繕も。地鉄はかねてからスカート付きのデビュー当時の姿に憧れていたところ、伊豆急のそれがよく似ていることに気づき早速手配。エアホースやジャンパー栓をぞろぞろさせて悦に入っております。
これは市販品ではなく、鉄コレ秩父300を切り詰め窓まわりを作り替えて大井川312(だっけ?)のガラスを2個ひと組みで嵌め込んで作成したものです。ちょっと何を言ってるかわからんと仰る方もあるかと思いますが、ドア間の寸法は何方もほぼ一致しますので後ろ側だけ切り詰めGMの前面を取り付ければいけます。
市販品がない頃若気の至りで作成した車輌でして、思い出深いものであります。
月刊とれいん別冊「模型塗装大全」6ページにスカート取り付け前の写真が掲載されておりますので是非ご覧ください(本の内容もとても参考になるものです)
北恵那はどうにも塗装が気に入らず、一旦全部剥がしてやり直し。下地を生かしたハーモニー感ある渋い塗り上がりを目指しました。
下地にぶどう色のサフを塗り、それがあちこち透ける感じで上塗り。上下はそれぞれマスキングして別に塗っております。
上田と銚子は足回りの手直し。エアホースの新設や動力のメンテナンス、台車と床下機器をやり直し。
快気祝いにツカちゃんが送ってくれたGM最初期の電車キット。クモハ43のドアヘッダーが無いのがお分かりいただけるでしょうか?
前パン、スカイブルーの43は存在しないのですが、そこはファンタジーで(平行世界かも)
初めて組んだ41/43系でしたが、合いも良く楽しく組めました。
これからGMキットは、これくらいの密度ですっきり作りたいと思います。
2月に作品展を開かせていただき、その節は気にかけてくださった皆様に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
ちょっと人生観が変わりました。
鉄道模型なんて他人の人生にとってあってもなくても良いようなモノなのだろうけど、わざわざ気にかけて見に来てくださったり、来れなくても声をかけてくださったり。
展示作品を、こう、身体を捻じ曲げて一生懸命に見てくださる方々を後ろから眺めていると、本当に取るに足らないものだけど長年頑張って来てよかったなと心から思いました。
確かなことが自分の芯になった気がしました。
本当にやってよかったと思います。
8月から9月に掛けてのアレは辛かったな。
皆様にご心配をおかけしました。途中でこれはあかんかも、とちょっと思ったのは内緒です。
皆様のおかげでなんとか帰ってこれました。
改めてありがとうございました…
2021年も変わらず弊ブログにおいでいただき、本当にありがとうございました。
あんまりこういうことは書かないのだけど、最近は閲覧数も常時700を超えて、更新時には1500くらいになります。本当に驚きです。
2022年もたぶん相変わらずだと思いますので、よろしければまた見てやってくださいませ。
最後に、このオジサンに好き勝手やらせてくれる嫁様に感謝です。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。