鉄道模型とテルマエの部屋

懐かしい電車と模型と銭湯と

湘南交通再び

2023-02-27 08:22:00 | ヒビノニッキ


先日、「湘南交通/湘南急行」のオーナー様である会田さんからお誘いを受け、本蓮沼の集まりへ寄らせていただきました。

初めて手に取らせていただいた、本物の300形。震えます。
美しいです…


ワタシの300形は、あくまで湘交300形を模型化させていただいた立場です。
つまり実物の湘南交通の電車を、1/150で再現した、という。
こうして並べさせていただいて、感無量。

もう何も言えません。会田さん、ありがとうございます。
床下機器にちょっと違うところがあったので、近々修正を行うつもりですよ。
これも憧れの100形。短躯の車体に大きな台車を履いた、湘交を代表する車輌。
実はこれも大好きなんです。


このトイレ付の中間車が大好きで…
じっくり拝見させて頂きました。


なんとなく南海電車の旧型を思わせる窓まわり。

幌は中村精密が出してたプラ客車パーツの分売品。

トイレ側の妻板はこんなふうになっていました。たぶん初公開。

床下機器。
3ドアの102号。三面折妻。テールライトは車軸を削り出したもの。


パンタまわりは初々しい。



床下機器を中心に。

2ドアの107号。

この洋白の幌枠が素敵。京急1000や京成赤電を思わせます。



この小さな車体に大きな台車が湘交!

繋がせていただきました。本当に役得(みなさんすみません)


クラブのレイアウトで走らせてくださいました。インサイドギアの音、匂いも懐かしい…

会田さんにちょっと伺いました。湘交カラーのアイボリーとブラウンは、たまたまあった色に塗られたこと(本当はよく検討された結果だと思います。
同じ鎌倉を走る電車として江ノ電は、それほど意識されてはいなかったそうです(むしろ湘急に乗り入れ都心を目指すイメージ)
本当はもっといろいろ聞きたい話もあったのですが、実物を拝見すると胸いっぱいになってしまい。本当に幸せな時間でしたよ。
会田さん、そして当日お会いした城北鉄道模型クラブの皆様、ありがとうございました。
また寄らせてくださいませ(自前の大きな車輌を持って行きたいです!)


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クモハ11117

2023-02-21 22:59:00 | ヒビノニッキ
幡生のクモハ11117が解体されたそうですね。
来るべき日が来たか…という諦念と、ここまで残す為に努力された方々の無念、そして機械の骸と言えど保存の約束を反故にされ此処まで晒し者にされた怒りと何者でもない無機物に還っていく安堵と、色々なことを感じております。
もう50年近い約束のことを今更言っても仕方がないし。
解体の決定をされた方は、無駄な資産をひとつ減らしただけなのでしょうね。

僚車である11123の模型と。
少し悲しく、でもワタシには何もできません。






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さかつうギャラリー 小泉さんの作品展

2023-02-16 11:08:00 | ヒビノニッキ



小泉宣夫さんと云えば、私たちの世代だと「松が崎電鉄」の作者様として記憶に深く残る方です。
ナローゲージやトロリー、トロッコモデル界のスーパーモデラー様として大活躍されております。スケールは違えどもワタシの心の師匠のひとりです。
そんな小泉さんの個展がさかつうギャラリーで開かれるということで、時間を見つけ行って参りました(最近巣鴨率高いですw)



ええですなあ(*´꒳`*)

今回展示の中で唯一のナロー9ミリ。

小さな小さな可愛い廃ホッパー。

絵本の挿し絵のような情景。

ここだけ全体写真を撮り忘れorz


S字カーブと光と影。

「いやー昨日は飲み過ぎちゃったよ〜」なんて言ってそうw

さりげない情景に萌え。

石積みアーチ橋とレール。
いやほんと、このカーブ夢に出そう…

青いモーターカー。




何処をどう眺めても絵に。




建物の後ろに穴が空いていて、そこから眺めてみました。


さりげない線路ぎわにも作り込み。

グレーの覆いには何が入っているのでしょう。

構成が考えられている…

今しも列車が発車したところ。



何処を見ても楽しげ。




出庫前。


レイアウト、車輌共にトーンが統一されてます。


全景。ヒゲ付きのエンドレスを重ねた構成なんだ…


これは大好物。




いかがですか?
ワタシは此処をおかずに白いご飯を食べられますwこれぞOスケールの醍醐味なんでしょうね。
春を感じるな。

ワタシの愛する初代キャロル。



うーん、素敵。

この内部の作り込みと塗り。
昔親戚の鉄骨屋でバイトしてた時ぐあるのだけど、確かにこんな感じ。




これくらいの大きさなら作れるかな。


ラストのレイアウト。



よく見ておきましょう。いつか作る踏切のために。




佳き佳き。



お昼寝中。




鉱石の積み込み設備のようですが、アングルを下げると機関庫にも。





からくりラボさんの小屋。ワタシも買いました(まだ積みっぱなし…)

昔から車輌も小型車志向の方で、Nでもナローでもない16番での小さなレイアウトを提言されている姿が印象的でした。
プラ板で作る軽快電車やレジンで岡電タイプの単車を発表されていたのを記憶しております。
今回はナローの小さなレイアウトを、A1からA3サイズで作り込まれた形で展示されて「作って走らせて楽しみましょう!」という意図だと思いました。
自分にもA3くらいなら作れるかも…いや作りたい!みたいな。机の上に置いて、ぐるぐる回しながらお酒を舐めたいのですな。
もし次の弊作品展が開催出来るなら、それを目指して作りたい!そう思わせるエネルギーが小泉さんの個展にはありました。
2/19まで。近隣の方は是非是非。










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力作さまざま その2

2023-02-13 11:45:00 | ヒビノニッキ


いやもう本当に面白くて堪らんですよ。
世の中にはこんなに工作好きで上手なモデラー様が沢山いらっしゃるなんて。
それを手に取ってあれこれ眺められる幸せ。

長電大好きな若いモデラー様の作品。鉄コレ1500形を切り継いでクハニ1060を作られてます。綺麗で手際良い工作。
若手モデラーさんに切り継ぎの面白さを知らしめたのは、どうやらワタシらしいです…
これ以外も凄い改造作品を見せてくれました。
こちらで紹介する機会もあるでしょう…

これもまた別の若手モデラー様。先日ワタシが組み立てを見事にしくじったIORI工房の木造客車、しかもボギー車を見事にすっきりくまれていて素晴らしい。





Fun Modelさんの軽便DL。Twitterで話している時は若い方だと思っていたのですが、実はワタシよりちょい歳上のダンディな方でした。
びっくり。アルモデルのキットをディテールアップされ、堅実に組まれております。
塗装も実に丁寧で、カッコよかった。


ウチのモハ111と並ぶ南越線モハ130。壁際線さんのすっきりした作品。ワタシも放置してるの、進めないと。

そして壁際線さんのフリーランス。クロ157を短縮して富山地鉄14760の前面をつけられた作品。

ウチの14760と。モニター屋根は自作だそうです。実にすっきり美しい…そして塗装のセンスの良さ。

妻板がマルーン一色なのも素敵で、貫通扉のクリームが映えます。

室内も実に丁寧に作り込まれて。

元はお召し電車セットを作るも気に入らず、ままよと地鉄の前面を付けオリジナルの塗装を施したらこんなにカッチョよくなって。

その後ろにちらっと写っているのは…

これです。GM板キットを組まれたクモハ43とクハ76。実は横須賀線をフルで組まれた作品なのですが、今回は抜粋して。
「カッチリ組む」という言葉はこの方のためにあるのでは、と思わせます。スケールが、車幅がと理屈を捏ねる人を黙らせる圧倒的な工作力。

ディテールより、直角平行を重視した美しい組み、スッキリした塗り分け、色差しがいかに大切か分かります。

ワタシのサハ75と。あの合わない筈の切り継ぎパーツが見事に使いこなされている。

新2000の側面に国鉄101系の側窓を嵌め込み、昔のオマケパーツの前面を取り付けたフル編成。クォリティの高い工作。

ただ今工作中の京王6000系。19輌(でしたっけ?)を一気にこの仕上がりで進められているそうです。トレジャーのコンバージョンキット込みで。凄くないですか?

たんぽぽ。勿論鉄コレではなくGMキットベースで。美しいね。

模型工作を愛して楽しんで、落ち着いて作られていることが、わかります。某放送局ディレクター様、今コンペで入賞されておられます。

この方も。なんと豊川からおいでになられて。
奥のがワタシのですが…

なんと扉が開けられます。中には荷物も。
内装も付いて楽しい眺め。
ギミックと工作が両立されております。
上位入賞の木造客車の作者様(ほぼバラしていますねw)尊敬しています。








さもさもワタシの作品のように会場に置いてあったのですが、これはグリスタ氏の上毛線。
凄く地味な加工を丁寧にこなされています。
たぶんワタシならサボるな。

こちらは、カトーのワフ29500を切り詰め1/150にしたもの。エッ(・_・;て感じ。

ウチのワールド組みのワフ21000と並べても高さ合ってる…凄い。

ワム60000もフルスケールで作られていたのですが、トミーからの発売で止まっているそうで。自分で作ったものが趣味なら一番だから、是非完成させてくださいとお願いしました。

鉄コレ一弾のアレと銚子/近江のソレを切り継いで。「アルミサッシにしたくて」なるほど!
山交に出来ますね。


切り継ぎ三昧(・∀・)

これもだ。よいよい。もう古いお友達の某アニメーター様。

これは作品じゃないですよ。
グリスタさんが持ち込んだアマミヤの1/150EF58のエッチング板!昔月刊とれいんの広告で知ったけど、実物は初めて見た!

EF64。カトーEF70の下回りを利用します。

当時TMSレイアウト紹介記事のグラビアに完成作例がちらっと写っていたDF50。
この中ではまあ普及した製品です。
トミーが1980年に製品を出すまでは、EF70の下回りに車体を自作してDF50を作るのはポピュラーなことでした。


機芸出版社のC55流線型エッチング板。
ミニトリックスの蒸機の足回りを利用して作るものでした。テンダーはD51から流用するのですが、その救済のために戦時形D51のテンダーも入れてあったという。


最終日、有志で食事会に行った時、せの鉄さんがそっと見せてくださったのがこれ。
鉄コレを切り継いでデビュー当時の貫通4連を作られてて。
ワタシ、実はこの編成が好きで制作予定もあるので食いついてしまいまして。
すっきり美しく纏められてて眼福です。


さて第二回「モケイ鉄道に恋をした。」のレポはこれで終わりです。
独りで長年模型を作ってきたのですが、偶々始めたSNSから友人が出来、雑誌に作品を発表する機会に恵まれ、念願のブログを開いたと。
思ったより遥かに沢山の方に読まれていて、若手モデラー様にトラウマを植え付けたようですw
ここまでやったらもう俺の命の理由は模型を作ること。否、模型を通じて人とつながって行くことなんだな、天命(大袈裟)だわと思いました。
なので出来る限り模型をやり続けます。このブログも。
名古屋の私鉄オールドタイマーの雄、らっきょさんと、古典蒸機と京成旧型車を作り続けるハボフさん。
このお二人と、来月楽しいことをやりますので、宜しくお願いします。








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力作さまざま その1

2023-02-09 23:01:00 | ヒビノニッキ
弊作品展が終わって十日ほど経ちまして。
やった者だから言えますが、これ、本当に面白いですよ。作品を見て貰えて直接感想を戴けるし、皆さんお願いもしてないのに、力作を思い思いに持ち寄ってくださるから。
人様の作品を観るのも本当楽しいことです。





スイッチバックさんの京成赤電。古式ゆかしきGM京急初代1000から加工されてるのだけど、センスある立体デッサンと的確な工作によって実に危なげない仕上がり。 帯もデカールに寄らず、全て塗装による表現‼︎





Twitterで有名なEキットマンさんの板キットを組み立てたもの。
敢えて箱の中の(袋の中の)パーツで作られていること。大変な手間ですよね。
堅実でガッチリした組み。反対に塗りは極めて丁寧な仕上がり。
真似したいです…

ノス鉄二弾から気動車電車。ちょっと和歌山貴志川あたりを思わせます。

台湾風の気動車…ではなくフリー設定の地鉄。

ノス鉄から三山線モハ106…にしか見えない。流石。

これは高富線モハ1。これもワタシの宿題でして。よい感じ。

なんとベースは遠鉄だって!

これは羽後キハベース。
叡山デオ300切り継ぎ
ひろさんの私鉄電車たち、昔のプレイモデルを地で行ってます。


若手モデラーのホープ、Kumaさんのキハ181。

拘りが詰まってます。インタークーラーターボサウンド炸裂するんですよ!
もはやプラ完成品が素材と化しています。
このくらい完成品を自分の作品に出来たらいいですね!



これもKumaさんの、茨交ケハ601。ワムのキットを修正しつつ組み。これもいい音するんよね。
ワタシにとっても大切な宿題なのですが、未だ着工未定。よく観察させていただきました。

いやほんと堪えられません、素晴らしい作品にたくさん出会えて嬉しい。まだまだこのあと続きます。


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