とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

3・11東北沖大地震

2011年03月15日 | とだ*やすこの活動日記
3月11日発生の東北地方太平洋沖大地震。時間経過と共に被害の状況が次第に明らかになってきました。言葉がありません。被災地のみなさまにお見舞い申し上げるとともに、亡くなられたみなさまのご冥福をお祈りいたします。現地で救助活動にあたっておられるすべてのみなさまに、敬意と感謝を表します。

島本町消防隊本部からは4名の隊員が、地震発生当日、午後10時に吹田市万博公園に集合、大阪府緊急消防援助隊として応援ため現地に向かいました。今夜戻ります。追って13日には、さらに4名が第6次隊として派遣されました。

43都道府県から1461隊、5,765名が人命救助に活動していると、今日の民生消防委員会で消防本部長から報告を受けました。辛く厳しい作業となりますが、96時間ぶりに救出された男性の生存が確認されたというニュースもあり、希望を失わず粛々と活動されることを信じています。

災害の規模があまりにも大きく、日本全国からの中長期的な支援が必要であり、自身にできる継続的な支援を続けるつもりでいます。なにより、NO MORE ヒロシマ、NO MORE ナガサキ、NO MORE フクシマ!を伝えたい。

想定外の津波に耐え非常事態を乗り切った原子力発電の技術を海外に発信、技術を世界に売るべきと、この期に及んで発言している専門家に、朝のテレビ番組は否定するどころか同調するという醜態を演じていました。電力会社への遠慮からでしょう。異常です。

山口県上関原発に反対して連日連夜の抗議を続けている祝島の島民の方の存在を、いったいどれだけの国民が知っているでしょうか。美しい海を埋め立てて工事を強行、警察から作業中止命令が出され、強行作業によって怪我をした島民が救急車で搬送されたときいていますが、ほとんどニュースになりません。これも異常。

市民が自らメディアを読み解く力が必要です。

福島原子力発電所は今日で1号から4号機、すべてで深刻なトラブルが起こっています。現場で作業にあたっておられる方は、厳しい作業に従事されています。最悪の事態が避けられるよう祈るように見守り、わたしは議会活動に専念します。

日本が世界にNO MORE ヒロシマ、NO MORE ナガサキ、NO MORE フクシマ!を発信できるよう、日本人として大人の責任を果たします。原子力についての知識は決して豊富ではありませんが、これから学びながら活動します。

今日は、公務に等しい民生消防委員会の傍聴二日目。ですが、午前中は「ふるさと島本案内ボランティアの会」の仏像についての講演会(講師は町内在住の仏像研究家の方)を拝聴しました。この企画を提案しながら準備はできませんでした。町内の複数の仏像について知ることができる貴重な機会となり、今後の文化施策に活かしたいと思います。

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TPP参加?不参加?を考える

2011年03月06日 | とだ*やすこの町政報告
今日は、午後から高槻市内へ。春の統一地方選挙で4期目に挑戦予定の小沢福子府会議員のお話を聴きました。小沢福子さんの政治姿勢に触れると「あぁ政治ってええもんやなぁ。捨てたもんやない」と思えます。

小沢さんといえば「農業」「食」「労働者」。トラックで生協の食品を配達していた職業経験から、島本町の隅々までを知っておられます。わたしの議員活動に欠かせない存在であり、なにより「大阪都構想」「地域政党」に???怒っている!!!者のひとりとして、小沢福子さんの活動を支持しています。

さて、島本町議会です。「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加反対の意見書」提出を求める請願(第2号請願)が出されています。請願者は、新日本婦人の会・島本支部。紹介議員は、共産党の富永議員・河野議員です。建設水道委員会(3月17日・18日)に付託されます。

委員会審議の後、後半の本会議で各議員が採択・不採択の判断を表明します。国政とつながる重要な案件ですから、マスコミ報道に惑わされることなく、自ら調査し、「医療」等も含めて多角的な視点で考えたいと思います。その前に、ちょっと寄り道を・・・

突然ですが、わたしは現在50歳。「日本は資源がない国」といわれた20世紀後半を生きてきました。21世紀に入って10年が過ぎ、今世紀においては「水」「農」「食」こそが資源であり、日本はそのすべてに本来恵まれていると気づかなければなりません。

もとより「農」「食」を資源と位置づけるのも妙な考え方ですが、国際的に農地買収・ランドラッシュがはじまっているというNHK報道番組がありました(残念ながら見逃しました)。私的なことになりますが、わたしは1992年~1999年、ひとりの生活者として国際都市・香港で暮らしました。

「毒菜」と呼ばれる農薬漬けの青菜(主に中国からの輸入)で毎年人が亡くなるような環境で、おさな子の育児を経験しました。1997年の中国返還を迎えるまでは植民地であり、「香港人」と「政治」との距離の遠さを感じました。もとより外国人である自分には1票の権利がない。これは本当に怖かった・・・一票の重みを実感した瞬間でした。

日常生活では、体温を超える酷暑、湿度は連日90%以上。四季はあるものの、初夏・夏・晩夏・冬(笑:暑さに慣れると10度でも真冬!)で、日本食の調理の衛生管理には相当の配慮が要りました。油断すれば鰹節も蒸籠(セイロ)も革のベルトもカビで真っ白になります。

「街市」(ガイシ)と呼ばれる市場に生前の姿のままに吊るされた豚肉・牛肉は、おそらく防腐剤漬けであろうとの風評で(真偽のほどは明らかではない)、とても手がでません。あらゆる国の食品がそろい一流のシェフが集うグルメ天国・香港ですが、日常の食卓の食材はすべて基本的に「輸入」。その経験から、遠方より輸送されてきた食材には、たとえ安全でも生命力が宿っていないという思いが今もぬぐえません。

食の安全・安心を求めるには、情報とエネルギーと、なによりも充分な「お金」が必要でした。自己責任・自己決定という言葉の意味とその現状を、おそらく多くの日本人は感覚的に理解できていない、と今でも思うことがあります。

「飲み水」の選択でさえ、深い知識と信頼できる情報と財力を要します。もしも会社員である夫の駐在に伴う海外駐在でなければ、生き馬の目を抜く競争・実力・能力社会の街で、わたし自身が自らの能力で「住」「食」「医療」の安全・安心を得ることは限りなく不可能に近いという感覚がありました。セーフティネットがないと暮らせない、そう思いました。

わたしは香港という街がとても好きです。香港での暮らし、出会った人びととの思い出、すべて貴重な財産です。再チャレンジができる環境と寛容、たくましさには目をみはるものがあります。彼ら・彼女から学ぶことは多かった。けれども「豊かさとはなにか」を考えるとき、わたしは「トルコ共和国」での滞在体験を思い出します。

トルコは農産・畜産物の風味が濃厚。生きている!大地の恵みを頂いている!と実感できる味でした。街のパン屋には大きな窯があり、信じられないくらい美味しいパン(プランスパン風、中は柔らかい)が山積み。お米も食べますが(トルコ語で米はピラフ)が主食はパン、友人宅には毎朝パンの配達がありました。

少し田舎の街では、近隣住民がパン生地を持参してお店の窯で焼いてもらっている・・・そんな地域のつながりが活きていました。トルコのパンは美味しい。あんなにおいしいパンをいまだかつて食べたことがありません。大地の恵み、小麦の味です。そして街には会話が溢れている!

もう20年も前のことでトルコも随分変わっていると思いますが、今なお食料自給率100%を維持していると思います。軍事力・外交術を誇る国として、そこのところはしっかり押さえているはず。「軍事に膨大なお金を費やし、食料を自分の国で作らんと、いったいどうすんねん???」と在日トルコ人に関西弁で不思議がられたことがあります。

香港で「個」が確立している開放感、あらゆる国籍・民族の人びとが気ままに行き交う暮らしを満喫しながら、わたしは「島本町の水道水」と「トルコの大地の恵み」に恋焦がれていました。「ほんとうの豊かさとはなにか」を考えながら。答えはボトムアップ。「生きるのに困っている人が少ない社会」です。

私的な思い出語りはもうこれくらいにして・・

インターネット上の情報などを活用し、複眼的に学んだうえで「TPP参加反対の意見書」提出を求める請願の採択に臨みます。

農林中金総合研究所 TPP等の関連レポート一覧表

WEDGE infinity 日本をもっと考える

ランドラッシュ 農地争奪戦

画像は、JR山崎駅に隣接する大山崎の町有地での十日市(2月10日撮影)
女性中心の実行委員会が開催、参加各店が出店をブログで発信
毎月10日近隣住民と遠方からの参加者で賑わいます
昨秋から「食」と「農」をテーマにしたマーケットが新企画で登場
「天王山フード&ファーマーズマーケット」第2回が4月29日に開催されます
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3月議会の総務文教委員会

2011年03月05日 | とだ*やすこの町政報告
3月8日、9日、10日(最終日の10日は午前中のみ)にわたって、総務文教委員会が開かれます。いずれも10時から役場3階、委員会室。平成23年度一般会計予算(案)の他、付託された主な議案は次のとおりです。

□第11号議案 島本町企業立地促進条例の制定について
新たに町内に立地する企業に対して、奨励措置をすることにより誘致するもの
・「企業立地促進奨励金」
課税される固定資産税および都市計画税の総額の2分の1に相当する額を奨励金として交付するとしています
・交付対象の要件
取得した事業所用地の敷地面積が500平方メートル以上
建物の延べ面積が500平方メートル以上
投資固定資産総額が5,000万円以上
公害の発生の恐れがないこと・公害の発生の防止に必要な措置を講じていること

□第12号議案 町立人権文化センター条例の一部改正について
集会室などの施設利用料を新たに定めるもので、適切な受益者負担と他の公共施設との均衡を目的としています。施設設置の意義から、なかなか進展しなかった人権文化センターの使用料有料化です。

生活改善教養室・和室 1時間200円
料理教室 1時間250円 
集会室 1時間650円
多目的室・学習室 1時間200円

周知期間を経て10月からの実施を予定していますが、冷暖房料を定めていないことに疑義があります。役場などの施設では設定温度が厳しく管理されています。同センターでは夏場の冷房設備使用に制限がありません。環境と節約に配慮するのはもちろんのこと、他の施設との均衡という意味でも改善し、利用者に理解を求める努力をする必要があります。

□第17号議案 島本町立体育館設置条例の一部改正について
使用料の改正(値上げ)と併せて施設の名称変更が提案されています。冷房設備の設置や故障している機具の修理が行われ、320万円の施設補修費が計上されています。学校施設の体育館・運動場の使用料はなぜか据え置き。福祉も見直す行革路線で、ここを聖域とした点は納得できかねます。

トレーニングルーム 
小中学生 一日100円(←50円)・年間3,000円(←1,500円)
一般 一日200円(←100円)・年間6,000円(←3,000円)

第1体育室(←体育室)・第2体育室(←柔道室)・第3体育室(←剣道室) 
 小中学生100円(←50円) 一般200円(←100円)

□第18号議案 島本町立プール設置条例の一部改正について
使用料の改正(値上げ)が提案されています
小中学生 一日200円(←100円) 全期間3,000円(←2,000円)
一般 一日200円(←150円) 全期間6,000円(4,000円)

小中学校にプールが完備された現在、町立プールは廃止すべきではないか、という住民委員会の提言もありましたが、存続の方向性が示され、島本町伝統の子育て支援・つどいの広場ともいえる「青空プール」は守られました。わたし自身、実は、水無瀬神宮の入り口にある老朽化したプールは景観上相応しくない、できればこの場所での継続は避けたいという個人的な考えをもっていました。しかし議員としては考えを変えました。

この町でお子さんを育てた方から「青空プール」意義を伝える声をいただいたことをきっかけに、プールが子育て世代の交流の場になっていること、島本で生まれ育った人が島本で子育てをする際、世代をつなぐ交流の場として機能していることに気づくことができました。

周知期間を経て、実質的な料金改正は平成24年の夏からになります。現在の収入は年間およそ100万円。使用料改正そのものには反対しませんが、子育て世代への新たな負担をどう考えるか、非常に悩ましい案件です。やむなく廃止としなかった町の意思を理解していただき、継続して利用される努力が必要です。

□第19号議案 島本町学校教育施設等使用条例の一部改正について
テニスコートの使用料見直し(値上げ)提案です
1時間800円(←400円)
オールウェザーコートの痛みが激しく安全面で問題があり改修されました。利用者からの強い要望とともに、使用料をもう少し負担してもよいという意見も多く、大幅な改正になっているとのことです。

□第20号議案 島本町ふれあいセンター条例の一部改正について
機能回復訓練室 1時間400円
水訓練室 1時間1,000円 
浴室 1回100円
 
一般には開放されていなかった機能回復訓練室・水訓練室を新たに貸館施設に追加する提案です。機能回復訓練室は、お隣の軽体育室がもっとも人気がある部屋で予約がしにくく、それに準じた部屋としての利用を促すもの。水訓練室は、事故防止のため指導者が引率するおおむね5人以上のグループまたは団体のみを対象にします。現在この2室は町の事業にのみ使われています。

浴室(対象60歳以上)の使用料を新たに設ける提案もされています。一人あたり約200円の経費がかかっていると試算したうえで、年長者福祉センター施設であることから一回の使用料を100円としています。アンケート調査の結果、100円なら継続して利用すると答えた人が多く、有料化に一定の理解が得られたうえでの提案です。

以上、実施は周知期間を経て平成23年10月1日から。下半期で62万円の使用料収入が見込まれています。

□第27号議案 平成23年度島本町一般会計予算(案)(所管分)

平成23年度の予算編成において、滞っていた行財政改革プランに、2期3年目の川口町政は予想外の勢いで着手しています。時代に求められる福祉に柔軟に対応するため、修理修繕が必要になっている公共施設の維持管理のため、必要な改革であるというのがわたしの基本的な考えです。

金額の設定、事前協議の有無、財政が厳しいといいつつ第4次行財政改革を見送り、結果的に住民の暮らしが非常に厳しい時期と重なってしまっていることなど、疑問に思うことは多々あり、委員会では慎重に審議します。

地域グリーンニューディール基金事業補助金4000万円を活用し、役場庁舎屋上に太陽光パネルを設置、庁舎空調機の改修(1階部分)が行われます。また、大阪ミュージアム基金を活用した事業として、JR島本駅、阪急水無瀬駅、JR山崎駅に観光案内板が設置されます。

歳出で特筆するべきは、6月1日に廃止が予定されている地方議会議員年金制度に関して、議員共済負担金として計上されている4927万7千円。制度廃止にあたり、一時金を希望する議員に対して支払われる年金の額が膨らむことから、各自治体の議員報酬に応じて按分されるものです。せっかくの財政健全化への道に理不尽な負担を強いるものです。

春の統一地方選挙が終わった時点で廃止されるところが、いかにも!です。3期満了が受給の条件。島本町は改選が2年後なので、受給資格に達するまであとわずかという3期目の議員が複数います。わたしも含めて3期を満了していない議員は、次の改選時に掛け金の80%が戻ってくるとされています。非常に複雑な心境です。

なお、退職手当債2億1千万円、臨時財政対策債5億3360万4千円(これについては勉強して追ってお知らせしたい)、公共事業・土木債2430万円(町道尺代5号線整備事業)、教育債1570万円(第4小学校トイレ改修工事)が平成23年度の町債です。

歳出に閉める割合が多い扶助費(福祉的経費)ですが、これについては、実は借金は少ないのです。扶助費が増えているのは事実ですが、たとえば、男女共同参画計画策定に委託料(945万円計上)など、なぜ見直しの策定にこんなに多くの費用をかけるのか理解に苦しみます。

追記:男女共同参画計画策定委託事業
若年層の雇用を促進する国の施策によるもの。受注者に雇用の義務があり、策定業務委託料のなかに新規雇用の人件費が含まれています。

平成24年度より、新学習指導要領により、中学校の英語の授業が週3時間から4時間になるとのこと。一年前倒しして外国人指導助手の授業を削減、英語指導助手(FLT)の委託料を約5百万円減少し、中学校2校で一名の配置としています。委託先はインタラック。

わたしは、NOVA破綻の事実もあり、万が一の契約不履行に陥った場合の取り決めが契約の中に明記されていないことを指摘してきました。公共工事のように請負者に対して契約保証金の義務付けがされていない人材派遣委託の実態に不安があります。どなたか詳しい方いららっしゃれば、どうぞ教えてください。

なお、英語指導助手の授業は優れた内容でしたが、これからの「使える英語」は読み書きが重要、これがわたしの基本的な考え方です。過去に見学した感想としては、幼稚園での英語指導がもっとも効果的という印象です。

画像は、第一小学校通学路の畑の金柑(2月19日撮影)
なごみ倶楽部「におの子」の野鳥観察会
10種類くらいの鳥に出会い感激
知っている鳥の名前も増え、楽しくなってきました
 
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「合併議論」議会の責任

2011年03月04日 | とだ*やすこの町政報告
3月4日、条例改正(案)、一般会計予算(案)などの29議案を常任委員会に付託し、3月議会前半の本議会を終えました。わたしは、会派「人びとの新しい歩み」を代表して、大綱質疑(国会における代表者質問に値するもの)を行いました。

町管理職が読み上げる当たり障りのない答弁を聞きながら、次回からは争点を明確にして鋭く切り込み、通告に自らが注いだ時間と労力、答弁作成に職員が注ぐ労力に値する内容とし、傍聴者に論点が明確になるよう精査しなければ!と少し反省。幸い落ち込んでいる暇などないのが議員の日常です。

大綱質疑が形骸化、儀式化するのを、議員は自らの資質向上によって避けなければなりません。議員は自らの思想信条、政策に基づき、町政を質す(ときに糾す・糺す)のが仕事の大きな柱です。加えて、これからは政策立案能力が求められます。地方議会には「黒船」が来ている!のです。

町長も議員も有権者から直接選挙で選ばれ、2元代表制のもと、互いに違った立場で自治体運営に臨んでいます。立場が違えば視点は異なり、是は是、非は非で政策論議がされるのが本来のあり方。全国の地方自治体で首長から出される議案90%以上がスルッと通っている現実こそが異常であり、実は今、このことによって議会の存在意義が問われているのです。

しかし、足元では、追随・迎合型の議員とのみ情報を共有、異をとなえる議員は異分子とばかりに排除、ときに民意がこれに同調しています。島本町はその傾向が著しく、町の文化風土(明治以来合併を経験せずいることによる「村」意識の存続)、議員の資質(=有権者の意識)、首長の資質(支持母体の資質)、町管理職の意識などが強く影響しています。

他の会派の大綱質疑を聴いていると、議員の存在価値について住民から厳しい目が注がれるりのは当然!とため息がでる「ヒアリング質疑」「理事者代弁質疑」があります。ですが、まだまだ経験の浅いわたしは自らを磨くしかありません。実は、今回、公明党の大綱質疑では、川口町長に対して非常に厳しい、容赦のない批判が飛び出し、驚愕しました。

指導力を欠いている、誠実さがないなど、公式の場での明言。高槻市の地方分権推進特別委員会での、奥本高槻市長の発言を引用しての「猛批判」でした。わたしは、前後の流れから、議長は当然「自公民」の議員の合意のもとに、川口町長・総合政策部部長と共に高槻市に出向いていると考えており(もとより、合意を得られずにいくはずがない)、公明党の厳しい町長批判には、多少なりとも混乱しました。

この件に関しては、議長が出向いているのですから、議員がいかに町長を攻めても、どこか説得力を欠いています。むしろ、菅議長には議会の総意を得ずに「合併」という重い言葉をもって町長と行動を共にした重い責任があります。我々とて、知らなかったというのは町内のみで通用する言い分。町外からみれば、そのような議会の姿に厳しい視線が注がれるだけのこと。同罪です。

「合併議論も含め」という重い文言を、議会に正式に示すことなく水面下で提出したことに疑義を申し立てる「人びとの新しい歩み」(戸田・平野・澤嶋)や共産党の議員に対して、「先走りするな!」「見苦しい!」と吐き捨てるような野次を飛ばした自民党の議員もありましたが、ひとたび島本町を出れば、島本町議会の「井の中の蛙」「時代錯誤」ぶりに嘲笑の視線が注がれていることに気づくべきです。

議員は、ひとりひとり独立した存在であり、信託を受けて一議席を預かっています。議席は議員のものではなく3万人の住民のものです。議会内の大勢に迎合し、16の議席ひとつひとつのの重さに思いが至らないような議員(情報を共有しないことへの自浄作用がゼロ!)に、住民の幸福や権利が守れるのか!わたしは疑問に思います。

自分自身が軽視されたことに対し感情的に怒りを表しているのではない!ということ。そういう段階はとっくに乗り越えています。

昨年3月、平野議員の大綱質疑で、合併の議論も含めて広域行政勉強会再開を平成21年12月に依頼していたことを明らかにしてから1年。平野議員の一般質問で、町長と総合政策部部長が高槻市長を訪ねた際、菅議長が同行していた事実が島本町側でも明らかになりました。鋭い追及に、島田総合政策部部長がしぶしぶ認めました。既に高槻市長が公式の場で名言しておられるのですから隠す意味がありません。長い道のりでした。

町長名での文書提出に際して、議長が同行するということは重く、「議会」の総意とみなされて当然です。高槻市側は「町」と「議会」が願い出てきたという認識のもと、「し尿を引き受けるのなら合併」という姿勢で臨んでおられます。高槻市の地方分権推進特別委員会において、自ら願い出ておきながら煮え切らない島本町の姿勢を奥本市長が厳しく批判。これを受けての公明党の川口町長批判でした。

わたしは、町長の責任にもまして「議会」の責任は重いと考えます。2元代表制のもと、町長の暴走を糾す立場にある議会がとっている行動(自公民だけの情報共有と合意形成)は、住民のみなさんの信託を大きく裏切るものです。議会改革の波が地方議会に押し寄せ、黒船が来ているというのに!「改革」=「財政削減」、改革=「議員定数削減」としか考えられない、とぼけた議員が多すぎます。

議会改革特別委員会の運びをみていると、2元代表制の意義を見失い、財政健健全化を主な目的とした行財政改革と混同したまま、報酬の見直し(増額)と(それを担保する)定数削減に興味が集中していると思える議員が多い。このことがいかに危険か、必ずお伝えしなければなりません。大勢にとっての脅威は「民意の覚醒」です。


画像は、クリスピークリームドーナツ
疲れたときに、うれしく楽しいお菓子(今日は画像で我慢^^)
京都市営地下鉄の四条駅構内「コトチカ」開業の際、購入
赤字を補うため、鳴り物入りで導入された東京の有名店
並んでまで買う余裕はなく毎回横目で通り過ぎます
油で揚げていないのが特徴ですが激甘!!!
トッピングのないシンプルなのはお勧め!です
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