とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

フジバカマとアサギマダラ

2011年10月03日 | とだ*やすこの活動日記
さわやかな秋晴れ。今日は荷物が軽く、思い切って役場まで歩きました。JR線路沿い(体育館の少し京都寄り)に、一昨年より、町有地を活用して住民の方が手塩にかけて育てられている「秋の七草園」があります。尺代のススキ、水無瀬神宮の萩など、町内ゆかりのものを移植したミニ植物園です。京都の冷泉家から譲り受けたフジバカマ(藤袴)の原種が咲き乱れています。冷泉家は水無瀬神宮と過去も現在も、非常に近い関係だそうです。このフジバカマに、今年、アサギマダラが飛来しています。アサギマダラ・・・それは、季節により長距離移動(渡り)をする蝶。

春から夏にかけて、本州の標高1000メートルから2000メートルほどの涼しい高原地帯を繁殖地とし、秋、気温の低下と共に適温の生活地を求めて南方へ移動を開始、遠く九州や沖縄、さらに八重山諸島や台湾にまで海を越えて飛んでいくのだそうです(ネット上の情報)。海を渡っての蝶の大移動はちょっと想像できないくらい。冬の間は、暖かい南の島の洞穴で過ごし、新たに繁殖した世代の蝶が春から初夏にかけて南から北上するといいます。

ちなみに、アサギは和の伝統色で、青色系の落ち着いた淡い色。漢字で「浅葱」と書きます。

フジバカマとアサキマダラに囲まれ「昨夜はうれしくて眠れなかった」と、七草園にかける思いを熱く語ってくださいました。自生する植物を除草せず、できる限り自然にまかせた状態が、この「しまもとミニ植物園」の魅力であり、社会的・文化的意義です。フジバカマは、わたし自身のもっとも好きな花のひとつ。数年前、家の庭にも小さな苗をひとつ植えましたが、これは残念ながら園芸種。どこが絶滅危惧種?というくらいに繁殖し、今はジャングルのようになっています。



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