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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

「中将棋」のセミナー開催

2010年10月07日 | とだ*やすこの活動日記
平成20年7月に施行された「島本町文化財保護条例」に基づき、町指定文化財第1号に指定された「水無瀬駒」にちなみ、ゆかりの水無瀬神宮で、中将棋の復興をめざす将棋大会が開催されます!

とき:10月16日(土)午後1時30分
場所:島本町立歴史文化資料館   
定員:77名
講師:武田穣氏 中将棋連盟会長・名古屋大学教授

水無瀬神宮に現存している「水無瀬駒」には、現在一般に普及している「小将棋」と、92枚、144の升目で勝負する「中将棋」の駒があります。現代ではあまり馴染みのない「中将棋」ですが、江戸時代以前に貴族社会で愛好された古将棋のひとつで、昭和初期までは関西を中心に盛んに指されていたといわれています。

島本町はこの秋、町制施行70周年を記念して、後鳥羽上皇ゆかりの水無瀬神宮の客殿(豊臣秀吉寄贈)を会場にし、中将棋の復興に寄与する大会を開催します(10月31日)。現在一部の熱心な愛好家の間で指されるのみとなっている中将棋を「無形文化財」ととらえ、水無瀬駒にちなんだ大会開催で、未来に伝承しようとするものです。

「獅子」「酔象」「麒麟」「鳳凰」など個性的な駒がダイナミックに動き、取った駒を使えないのが特徴で、故大山15世名人はこの将棋を非常に愛されたそうです。すでに昭和45年、「中将棋の打ち方を知っている人はわずかしかいない、これでは絶えてしまいそうな気がしてならない。なんとか後世に伝えたい」とおっしゃっていたそうです。

水無瀬駒に残っている中将棋は、「歩兵」(ほへい)が一枚欠けているものの、92枚のうち91枚が残っています。「玉将」の底に「86才」の銘があり、黄楊に墨書き。水無瀬駒、なかでも中将棋に着目すれば、全国的にオンリーワンになれる文化事業です。「地域伝統文化活性化事業補助金」が支給される予定、全額国のお金での開催となります。

中将棋セミナーはそれに先駆け、歴史文化資料館で開催されるもので、中将棋連盟会長・名古屋大学教授・武田穣氏の解説のあと、日本中将棋連盟の指導で参加者が対戦を体験します。町が作成したルールブックが無料配布されます。

町制施行70周年記念事業として、「将棋の駒のふるさと・島本町」の存在と魅力をPRできるものと期待しています。文化、歴史、教育的な側面からの地域振興をめざして、継続的な事業に育てていけるよう、みなさんのご参加をお待ちしています。

10月31日(日)午後1時30分からは、水無瀬神宮客殿において、プロの棋士による「中将棋公開記念対局」が開催されます。対局棋士は、神崎健二七段、中田功七段。立会に木村義徳九段(大御所とのこと)、聞き手に室谷由紀女流1級(人気者らしい)です。町は境内に大型画面を設けるよう準備しています。

画像は、2中の文化祭 2年生の舞台発表「夢屋~自由はいかがですか~」
大道具・照明なども含めて素晴らしい出来栄え
わがまち島本は、水と緑と文化の薫る町をめざそう!
コメント
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