極和ファシリテーションで活き・粋・自分らしく輝いて生きよう♪

活き・粋・自分らしく生きるためのマインドアップ!!
相手と自分と組織の満足アップ!!

“奪い合い”ではなく“分かち合い”を♪

2011年03月17日 14時08分54秒 | 『地球主義』

ファシリ町には、12家族が暮らしています。

暮らしていくために必要な“命の素”は、

1家族で1ヶ月に1つずつ必要です。

“命の素”は、ファシリ町以外のところで作られていて、

それを売っているお店には毎月12個ずつが入荷します。

なので、12家族が毎月1個ずつ購入していれば

何の問題もなく、12家族が安心して暮らしていけます。

 

少し離れたところの我欲町にも12家族が同じように暮らしていました。

あるとき、誰かが面倒だからと、

1月に1年分買っちゃおう!そうすれば、毎月買わなくて済むから、

と12個まとめ買いをしていきました。

すると、他の11家族は1月は暮らすのが非常に困難になります。

2月になって“命の素”がまたなくなったら大変だからと、

また別の家族が12個買いだめしました。

すると、残りの10家族は2ヶ月続けて“命の素”が

手に入らないので、暮らしていけなくなります・・・。

 

最初に買い占めたところと次に買い占めたところは

ストックがあるので、大丈夫です。

でも、残り10家族は“命の素”がないために

息絶えてしまいました。

 

3ヶ月目・・・“命の素”を売っていたお店は、

その町の住人が2軒だけになり、

しかもその2軒は間に合っているので買いません。

それが数ヶ月続き・・・

そのお店は“命の素”が売れなくなったので

店を閉めてしまいました。

 

翌年の1月・・・最初に“命の素”を買い占めた人が

また“命の素”を買おうと思ったら、

既に店がなく・・・・・“命の素”が手に入らず、

やがて息絶えていきました。

翌月、2月に“命の素”を買い占めた家も

ストックがなくなり、売ってる店もなくなり、

息絶えていきました。

 

そして、我欲町には誰も居なくなりました。

 

一方ファシリ町は、お年寄りの家庭もあるからと、

毎月若者がファシリ町の12家族の分として

“命の素”を12個ずつ買っては、1件ずつに配るようにしたので、

今でも12家族みんなが元気で暮らしています。

***********************************

さて皆さん

私自身もまとめ買いの弊害なんて考えたこともなかったのですが、

このように考えると、常に“必要なものを必要な分だけ”にすることの

大切さがお分かりになるのではないでしょうか?

 

現在、被災地ではない地域で物資が不足しているのは、

我欲町の人のような買い方をしているからではないでしょうか?

 

江戸時代、商人達はみんなで集まって、

それぞれの商いが成り立つようにお客様を分け合ったりしながら

みんなが成り立つように知恵を出し合ったのです。

 

主語を、「自分が」から「みんなが」に変えていくときが

やってきたのではないでしょうか?

今こそ、私たち日本人のDNAに埋め込まれている

“分かち合い”の精神を大きく花開かせたいですね♪ o(〃^▽^〃)o