24日、マレーシア政府のナジブ首相は「370便はインド洋南部に墜落」と緊急会見で
見解を発表しました。
「遠い地点にあり、着陸可能ないずれの場所からも離れている」と指摘し、
「大変残念だが、新情報に基づき、370便はインド洋南部で(飛行を)終えたと
言わねばならない」と述べました。
この捜索には、26ヶ国が参加しているといいます。
(前回、捜索参加の少ないことを記していました。訂正いたします)
元機長だった方が、首相も語ったようになにもない方面に向かったことへの疑問を
語っています。
「飛行機自身のトラブルか、誰かが意図的にそうしたのか」と。
こういった指摘に展開します。
自国の防衛能力をさらすことになるとの懸念が、不明機の捜索において、国家間の協力、
特にマレーシア・中国間の協力を遅らせたとの声も聞こえる。中国は捜索に軍の部隊を投入し、
衛星・艦船・航空機を活用。マレーシアの対応には批判的な態度を示してきた。
マレーシア軍のレーダーは不明機の機影を捕捉したとされるが、軍はその時点で対応に出たとは
みられていない。
当局者らは、このミスは驚くべきことで、世界の対空監視能力には比較的大きな格差があり、
軍のレーダーシステムに限界があることが露呈されたと話す。
わたくしの中で引っかかったままのことです。
「ファイブ・アイズ vs 中国」という認識です。
「ファイブ・アイズ 」とはなんなんでしょうか。
米英を含めたアングロサクソン系5カ国は「ファイブ・アイズ」と呼ばれる国際通信盗聴網を
構築しているとされる。5カ国とは、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドだ。
英語圏のこの「ファイブ・アイズ」は、第2次世界大戦当時から世界各地で連携して諜報活動を行うなど、
情報収集を巡っては「特別な関係」を続けてきたという。
5ヵ国はその存在さえ認めていなかったが、2010年の英国の情報公開で明らかになった。
これは、事実上のスパイ協定である。大半の機密情報を共有したうえで、互いに盗聴活動や
スパイ活動をしないことを申し合わせている。
「ファイブ・アイズ 」(five eyes)は、「5つの目」という意味だが、UKUSA協定と呼ばれる、
5ヵ国の諜報に関する協定の通称なんだそうです。協定は、加盟各国の諜報機関が傍受した
盗聴内容や盗聴設備などを共有・相互利用するための協定。
「UKUSA」は「United Kingdom - United States of America」の頭字語とされる。
アングロサクソン系5カ国は、大英帝国を起点にしたお仲間ですね。英語圏の兄弟みたいな
グループでありますね。この5カ国は、超仲良しグループです。
日本は、そのグループには入れてもらっていない。当たり前ですね。
フランス、ドイツ、イスラエル、などは微妙な立場でありましょう。
ロシア、そして中国が明らかに対象になります。
ここで「ファイブ・アイズ vs 中国」が現われます。
これは、現在進行中の“クリミア”問題でわかりますね。
ロシアから、すでに中国に移行していることが。