いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

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[男の顔・2] いかりや長介さん・和久平八郎 

2012-10-23 14:00:40 | Weblog


       “顔”を思いついたのは、この“長さん・ちょうさん”だった。
       
       いかりや長介さんの表情、演技のことというより、
       人を見つめる・人を見守る“優しさ”といったところです。
       そういったキャラクターを見かけないし、そういったことの乏しさも感じるし、
       ドラマ・ストーリーの中にそうした役柄が必要なんだな、などと
       この時、しみじみと感じ入ったのであります。







       映画は『踊る大捜査線 THE MOVIE』監督:本広克行、1998年。
       フジテレビの連続テレビドラマ『踊る大捜査線』劇場版第1作目です。
       副題は、『湾岸署史上最悪の3日間!』。
       
       上の映像は、負傷した青島俊作(織田裕二)を室井慎次(柳葉敏郎)が懸命に運んでいく
       場面です。
       あの傷では、青島刑事は命も危ういかも知れない。そんな場面です。
       ここが、エラク長いのです。
       見つめる“長さん”。













       こうして静止した画像を並べるのでは、伝わらないかも知れない。
       “長さん”はこの頃いい味を出していたけども、やはり役者じゃないな、とか。
       敬礼は、ま、警察官だから致し方ないけども、とか。
       この場面全体は、ホントに長いのです。15分とかか。
       “長さん”の青島刑事への、また青島と室井の結びつきへの思いやり・優しさといった感情が
       じわじわと高まり、沁みてくるのです。
       室井の運転する車の中で、青島刑事がこと切れる。抱いている恩田すみれ(深津絵里)と、
       室井が愕然とする。のだが、イビキが聞こえてくる。徹夜3日のせいというオチ。


       こういう“見守り感”といった感情が久しぶりだったんでしょうね。

       故いかりや長介さん。
       故藤田まことさんも、そういう面が強かったな。
       ある程度の年長者になるのは、当然かな。





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