クローン動物のことを1月(1/7)に書きました。つづきです。
米バイオ企業「バイオアーツ・インターナショナル」(本社カリフォ
ルニア州)は1月28日までに、フロリダ州ボカラトンの夫妻から
依頼された愛犬のクローン再生を終え、クローンの子犬を届けたこ
とを明らかにした。夫妻は15万ドル(約1350万円)以上の費
用を同社に支払ったという。クローンは「ランスロット・アンコール」
と名付けられた。【ニューヨーク28日時事】
クローン犬がビジネスとして成立したという記事です。
ついにという思いです。
牛や豚のクローンの食用としての安全性を認める答申が出たのも
ついこの前でした。
16年前の冷凍細胞からクローン・マウスが生まれたニュースは
去年の一大事でした。科学の10大ニュースにもランクインした
ほどです。(3chの科学番組の集計)
人は未知こと、あるいは拒否感のあることに驚くほど短時間で慣れて
しまう。
生命体を管理する、コントロールすることの重大さは何も変わって
いないのに、それに慣れてしまうのです。
植物、稲などの品種改良は自然の摂理に人工性はないだろうと思う。
犬、ワンちゃんをよりペットとして改良することも自然の摂理に
反する人工性は許容の範囲であろうかと思う。(疑義もあるが)
種はより強い種を残そうと生きている。それが自然の摂理です。
強くない種は滅びる運命しか待っていない。
クローンという生命体は何を生きるのでしょうか。
なぜですか。
食糧のため、医療のため、寿命を超えたいから … 。
怖いSF小説の中に封印したいと思うのですが、
前出のクローン犬を再生したのは韓国のバイオ企業でした。
これはいろいろな意味でさらに驚きでした。
「クローンは昨年11月中旬、この分野では先進国である韓国の委託先
研究機関で誕生した」【ニューヨーク28日時事】とある。
中国ではヒトクローン胚をつくることに成功したと2月はじめのニュース
にありました。
今までは、米国、南米くらいしか聞かなかったのに、
既に、世界規模に拡がっているのです。