「メダルを取れなかったのは悔しいけど、(立石)諒が取ってくれたので悔いはない」。
わたくしのメモにはこうあります。
「2日未明4時ころ、北島の敗退を見逃す。立石諒、銅」。
生で観たかったのです。
時間を共有したかったのであります。
この選手、というよりこの人間、その人間性に注目しておりました。
こういう発言もありました。
「3連覇というより4年間は自分に対しての挑戦だった」。
<ロンドン五輪:競泳>1日(日本時間2日)
◇男子200メートル平泳ぎ決勝
北島康介(29)の3連覇はならなかった。前半、世界記録を上回るタイムで攻めた。
最後の最後で力及ばず、隣の1コースを泳ぐ立石諒(23=慶大4年)にもかわされた。
このふたりは2レーン、1レーンと並んでいた。
100分の6秒で、1レーンの立石がかわした。
冒頭の発言が、あまりにもリアルで、ドラマチックでありました。
GOODをお贈りすることは、僭越でもありますが、
きょうの北島康介氏への、わたくしの気持ちの表現です。