これが、そのサイトです。ウィキリークス(WikiLeaks)。www.wikileaks.org
機密告発サイトとして2007年に登場したとのこと。
あの神戸の海上保安官氏は、最初CNN東京支局に匿名でSDメモリーカード
の形態で郵送したそうである(先月25日に判明)。デジカメに入っているアレ
です。内容の説明もなく、CNN側はウイルス感染を考慮、映像を確認するこ
ともなく、廃棄したそうだ。このあと保安官氏は動画サイトへ投稿したという。
ま、古典的で、アナログな発想だったようです。手法の発想が、ですよ。
この(われわれには)突然出現した“機密告発サイト”は、衝撃でありました。
メディアは各国首脳の寸評・悪口を面白く伝えているのだが、これはてごわい
というか、プロフェッショナルだなあ、と奇妙に感心してしまった。
今回の外交文書は、約25万通もあるとかで300ほど出たに過ぎないという。
創設者、ジュリアン・アサンジ氏(39)。彼はハッカーとして活動し(過去
は謎だそうで)、現在は、インターネット活動家、ジャーナリストであるとして、
ウィキリークスを率いているのだそうだ。
彼の所在はもちろん不明。記者会見などに現われる。
「機密情報の提供や内部告発は、新聞や雑誌、ネットなどでこれまでにも
行われてきた。ウィキリークスが他と一線を画すのは、情報提供者の匿名
性や、情報の信憑性を保ち、前代未聞の大量の文書を取得・公開してきた
ことにある。
ウィキリークスは検閲や攻撃に耐えうるシステムを実現しようとしている」。
「ウィキリークスは2010年10月、イラクにおける戦争と侵略について2004
年から2009年までに書かれた391,832本の報告書を公開した。(略)とはい
え、公開された膨大な情報を横断的に解析するのは、それ相応の労力が
必要で、すぐに読者が読んで分かり、役立つようにまとめられてはいない」。
と、きりがないが、「サルコジは裸の王様」とイタリアのだれそれを「無能で
役立たず。虚栄心が強く、精神的にも政治的にも弱い」が面白かった、です。
注目はつづくだが、
インターネットの情報ツールとして在りかたが、新たな段階に踏み込んだこと
を思わざるを得ませんね。