1chの“プロフェッショナル”で早乙女哲哉さんという“天ぷら職人”さんを
取材しておりました。
あのすし職人・小野二郎さん(“すしの神様”と呼ばれる)に「あそこの天ぷらはまったく別物。
他には絶対行けない」と言わしめたというのです。
どこだどこだ、となりますよね。
調べると、ちょっと前まで住んでいたところなんだなあ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/b4/16c2f4953774e32e567f8b86cd5e0628.jpg)
どうということのない、住宅街にありました。
あの緑の囲いのようなものが目じるしになっていて、番組の中で妙に目に入っていたのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/c3/07778c4c51d3bb437743a1c0b9e25691.jpg)
しかし、バカげているかも知れない。
早速、食べに行ってきましたというのが尋常なご報告ですよね。
かつて、あの旅館などのおざなり天ぷらはともかく、ちょっとでもおいしいとされる
お店で揚げ立てをお塩でいただくのは、至福とまでいわないけれど満足しましたよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/38/f7b7de4ee514724794a78ce141302c7c.jpg)
店名は「みかわ 是山居(ぜざんきょ)」。
▽早乙女哲哉(そうとめ・てつや・66歳)、当代屈指とうたわれる天ぷら職人。
「天ぷらに人生をささげた男。極上の味をひきだす職人技。崖っぷちこそ、旨い。闘いつづける理由。穴を埋めつづける。深く、深く」。
これは、番組内で拾った言葉たちです。
「エビは芯だけをレアに仕上げて “甘み” を極限まで引き出し、
アナゴは揚げたてを割ると香ばしい湯気が一気に立ちのぼるほど、ギリギリまで素材に
眠る風味を引き出す名人芸を持つ。
その味を求めて、日本だけでなく、世界中の名だたる料理人がこぞって訪れる」。
このあたりは、ブログで取材しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/98/f3faf96e3f3cb1e1efb1bb003f3f5f89.jpg)
しかし、この緑の囲いが気になる。
答えは、杉浦康益さんの陶芸オブジェということでした。
このお店は、100人以上の芸術家作品でできている6階建て一軒家であって、
お店はまさにギャラリーなんだそうです。
「住宅地の中で異彩を放ちながら、重厚な陶芸のオブジェはこれから訪れるひと時の
想像をかきたてます。
お店の中のありとあらゆるもの食器もすべてアーティスト達の作品です」。
ということなんだそうです。
正直、このへんはまあ、どうでもよいのですが。
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これは、おまけです。ネットからのものです。
緑の囲いが見えますよね。
さっきのブログ文のつづき。
『そのなかでも早乙女氏の天ぷらは「薄力粉と水と空気の粒子が1:1:1になった
状態が一番良くて、それを油の音で聞き分けて取り替える。」
そんなアーティスト達に負けない、ザ!天ぷらです』。
よく解釈するならば、天ぷらの職人芸・名人芸の場はこのようでありたい、と思われた
のでありましょうか。