いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

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夏王朝が、ほぼ特定されたらしい。中国のこと。     ['12.10.18.掲載]

2012-10-18 16:36:40 | Weblog




    夏(か)王朝は、伝説上であったそうだが、最近ほぼ特定されたらしい。
    河南省二里頭村(にりとうむら)で発掘された遺跡が夏王朝の中心である
    宮殿跡と大規模集落跡とされたらしい。
    4000年の昔のお話しだ。
    冒頭の映像は、そこで発掘された“龍”である。
    (番組では、そのスケール・大きさがわかりませんでした)









    NHKは、今の中国をここまで遡って解明しようと構えている。
    このあたりは、お得意なんでしょうね。


       夏(か、紀元前2070年頃 - 紀元前1600年頃)(B.C.2000頃~B,C.1600とされている
       意見もある)は、中国最古と伝承される王朝。夏后ともいう。夏・殷・周を三代という。
       『史記』『竹書紀年』など中国の史書には初代の禹から末代の桀まで14世17代、
       471年間続いたと記録されている。
       殷に滅ぼされた。
       従来、伝説とされてきたが、近年、考古学資料の発掘により実在可能性が見直されて
       きている。


    全体をなぞっても致し方ないので、興味部分のみで。







    トルコ石のモザイクタイルで表現された「龍」です。


    宮殿の構造、「礼器(れいき)」と呼ばれる儀式の小道具、厚さの薄い青銅製品の
    「銅爵(どうしゃく)」、龍の文様の入った「玉璋(ぎょくしょう)」など。
    これらは、「宮廷儀礼」というシステムに集束する。
    武力も当然あるが、ソフトパワーである文化のシステムがこの時期に成立した
    という。それらは、最終的にはなんと「清王朝」にまで引き継がれていると
    いうのだ。
    すべては、“夏”にはじまるという位置づけなんですね。


    「宮廷儀礼」は、神ではなく、皇帝にひれ伏すという形態であって、人間対人間なのです。
    ほかの文明では、王・皇帝のうしろに神がいるわけです。
    このシステムは、秩序を、また身分を固定させるシステムであるわけです。







    これは、「玉璋(ぎょくしょう)」です。

       玉璋は東の山岳地域で神の祈りに使われていたもので、
       「龍」は中国東北部で信仰されていた精霊で、この時代の時に文化として取り込んで
       王の権威として使用し、宮廷儀礼で使用され始めた。








    この王の権威としての玉璋であり、「龍」でありました。
    その拡がりは、つぎの範囲です。








    上の先生は香港の大学の研究者です。

    「龍」という存在が、これから展開されるのでありましょう。
    つづく。





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