いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

グッドなテーマを、グッド・テイストでお伝えします。

[GOOD・27] 今年、“マツコデラックス”を忘れちゃいけない。

2010-12-25 19:39:04 | Weblog


24日の「ぴったんこカンカン」(TBS)ではっきりとわかった。
金曜日は「ペケポン」(テレビ朝日)の日なのだが、クリスマス特番とやらのせい
で見てしまった。安住アナとのかなり高度(?)なやりとりを面白がった。



マツコは、いままでのオカマキャラといっしょにはならない。
番組に集められたタレントとしての構成員にもとどまらない。
いままでは“口が達者で”といっても相手の人間で止まっていたのだ。
口が悪くても適度で、あたまの回転が速くて、たのしい面白いヒトね、
で終わっていた。
マツコはちがう。相手(主に司会者)からはじまり、企画内容、その進行、番組
自体、局の事情から、業界事情全体にまで拡がる。
それがまた、みんなに大受けするのである。



マツコデラックスは「テレビ業界自浄作用役のジョーカー」として孤軍奮闘して
いる。とまとめられるね。
ミッツ・マングローブもその系列に入るのか、どうか。



「マツコがテレビスターとして秀逸なのは、まず巨漢という点だ。
画ヅラだけで笑いが取れる。
あれ以上汗をかいても肉が余ってもアウトという、実はテレビに映せる
ギリギリの健全さをキープした奇跡のグロテスク」。

「『常に不機嫌』というあのテンション。ヒステリックに怒鳴り散らしたかと
思えば、何を言っても無反応。予定調和とは無縁のこの緩急。
でも、絡む相手に絶対にヤケドはさせない攻撃と自虐の塩梅」。
「出る番組によって吐く毒の量を的確に調節する勘の良さ」。

「そして、今までのテレビタレントにないポイントが、
『テレビ業界に対する攻撃』である。
腰かけ気分の女子アナ、おざなりな質問しかしない芸能レポーター、…。
今まで誰からもツッコまれないところに斬り込まれ、何故か業界人は
みんな笑い転げて大喜びだ。
最後は
「しょせん、女装癖でデブでゲイの、規格外の人間が言うことだから」と、
どこにも圧がかからない物言いでケツを拭く。
テレビに出せるギリギリのマイノリティだからこそ成立するこの矜持。
ギリギリにつぐギリギリの連鎖が生んだ、まさに奇跡の存在だ」。

マツコ「奇跡のグロテスク」と題して分析しまくったのは、今井舞氏だ。
(週刊文春12月23日号)。
この今井さん、女性らしいのだが、正体不明とのこと。





われらが小田嶋隆氏は、“2010年総ざらい! 吉例ビジネスいろは歌留多”
の中で、
『け』のかるたで、『 ゲイは身のタスク 』と読み、解説している。

「テレビがネエの皆さんを起用するのは、彼等のような誰の目にもわかり
やすい局外者の口を借りることでしか表出できない不都合な真実がテレビ局
の周辺にはわだかまっているということの現れなのであって、
つまり自浄作用だ。
少しも不健康なことではない」と。

テレビにゲイ・ピープルが進出していることに、石原慎太郎都知事が批判的
なことに咬みついている。
「都議会にこそ、彼等のようなジョーカーが必要なはずだぞ」と。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。