四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

企画展「オリエントへのまなざし-古代ガラス・コプト織・アジア陶磁-」

2024年08月30日 | 企画展・見学会


小野義一郎コレクション
オリエントへのまなざし -古代ガラス・コプト織・アジア陶磁-
 会 期 :2024年6月29日(土)~9月1日(日)
 会 場 :本庄早稲田の杜ミュージアム 早稲田大学展示室(本庄市西富田1011)

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   ごあいさつ
オリエントと呼ばれる西アジア地域は、古代にメソポタミア文明やエジプト文明が生まれ、その後もシルクロード
の中継地として長く東西を結ぶ要地であり続けました。「オリエント」は太陽の昇る方向=東方を意味するラテン
語のOriensに由来し、広義では、西洋に対して東アジアや東南アジアまでを含めたアジア全域を指す言葉としても
用いられています。
実業家・小野義一郎氏(1918〜2007)は中国大陸の先に広がるオリエントに憧憬し、300点を超える工芸資料を蒐
集されました。氏のコレクションは没後、ご子息である小野隆彦氏(元東京農工大学副学長、元早稲田大学客員
教授)より早稲田大学會津八一記念博物館へ寄贈されています。
本展では小野義一郎コレクションから80点を展観し、その意義や、小野義一郎氏が想いを馳せたオリエントの魅力
をご紹介いたします。
最後になりましたが、貴重なコレクションをご寄贈いただいた小野隆彦氏をはじめ、本展を開催するにあたりご協
力を賜りました関係各位に、心より御礼申し上げます。
                                  早稲田大学文化企画課考古資料館
                                  早稲田大学會津八一記念博物館
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を観覧してきました。


展示会場の早稲田大学展示室  
夏休みの研究にするのでしょうか数名の小学生が一生懸命にメモを取っていました


オリエントとはこの辺りを指すようで・・・


展示は、第1章 古代ガラスとイスラーム陶器 (作品の下の台座の色が青色)
    第2章 コプト織
    第3章 東南アジア陶器 (作品の下の台座の色が赤色)
に分かれています。


展示ケースの一部  第1章 古代ガラスとイスラーム陶器 (作品の下の題の色が青色)


左:双把手付長頸瓶×3  右:鋳造パテラ形杯  《東地中海沿岸》
  

左:藍釉浮出アラベスク文菊花鉢  中:色絵金彩把手付壺  右:藍釉色絵金彩花文皿  《イラン》


中:色絵金彩鉢  右:白色盛上動物文深鉢  《イラン》


第2章 コプト織 展示コーナー

       
       コプト織説明パネル


コプト織 踊る人物とライオン


コプト織 人物と植物と動物


コプト織 鳥と魚


コプト織 帽子


左:黒褐釉刻線小壺  中:黒褐釉刻文壺  右:黒褐釉刻形壺  《クメール バンクルアト》


左:青磁花文盤  《タイ・パーン》   右:白釉緑彩鳥文綾花盤  《ミャンマー》


左:白磁鳥形水注  《タイ・カロン》  右:白・黒象嵌瓶  《タイ・ハリプンチャイ》


左:鉄絵唐草文小壺  《タイ・サワンかローク》  右:鉄絵幾何学文合子  《タイ・サワンかローク》  

本庄早稲田の杜ミュージアムでは、本庄市の遺跡古墳からの出土品等を常設展示しているほか、情報資料室や交
流広場などでも地元児玉・深谷地域の遺跡からの出土品の企画展示が時折開催されます。更に早稲田大学展示室
においては、早稲田大学に関連した企画展が催されますが、今回の企画展もそのひとつです。オリエンタルとい
うことでブログアップを躊躇っていましたが、開催終了間際となったことから展覧会見学の一記録としてアップ
した次第です。

観覧日:令和6年(2024)7月26日(金)