和ちゃんのgoodな日々

私の毎日の暮らし

はだしのゲン

2015-06-15 16:11:40 | Weblog


私が幼稚園(昭和27年~28年ごろ)の時、キンダ―ブックを買ってもらうのが唯一の楽しみでした。小学生の高学年から「岩窟王」「三銃士」「トムソーヤーの冒険」「宝島」「小公子」「小公女」などを夢中で読んだ記憶があります。家の中に文学全集がそろったのは姉や兄が高校生、大学生になったころだと思います。ですから小川未明や浜田康介の童話も少し読みましたが「新美南吉や椋鳩十」を知ったのは、大人になって娘たちの小学校の国語の教科書でした。特に≪ごんぎつね・手袋を買いに≫≪大造じいさんとガン≫は心に残りました。今では綺麗に装丁された絵本になって手に取るといつも作者の優しい心が伝わってきます。子供がいなかったら、出会わなかった本です。
そして今娘たちから孫の世代になって初めて知ったのが「はだかのゲン」でした。少年ジャンプに連載された漫画だそうで、今まで漫画そのものには全く縁がなく、手にしようとは思わなかった本でしたが小学3年の孫が読みたいというので図書館で借りました。広島の原爆の被爆体験、戦後必死に生きるゲンですが、過激な描写も多く、女の子にどうかしらと思いましたが本人は夢中になって暇さえあれば手にしています。読み始めた時はちょっと残酷な怖い絵が続いたので時々孫に大丈夫かと確かめながら、そして私もどんなストーリーなのか確認した方が良いかなと思いつつ読み始めました。孫は9巻目の入り、私はやっと5巻目です。4巻目の最後で妹の友子が無くなる場面で、泣きました。
漫画は読むものでなく、見る・眺めるものと思っている私は≪漫画≫なんて・・・と思っていましたが反戦、反核のメッセージが込められ、戦後70年の今年、世の中の動きがおかしくなってきている今、しっかりと読まなければと思いました。

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