クラシックの演奏会は演奏家の表情が厳しく気難しく見えて余り楽しめないのですが、このブランチコンサートは1時間楽しめるひとときです。人気、実力ともに日本を代表するピアニスト、清水和音さんが親しみのある楽しいトークで曲の解説、聴きどころ、演奏家の紹介となど話してくれるので緊張せずに音楽の世界に入っていけます。今日はフルートとハープの演奏、ハープはなかなか聴ける機会がないし、しかもハープ奏者・吉野直子さんの演奏が聴けるのが嬉しいかぎりです。優雅なハープは、47本の弦と7つのぺタルを組み合わせて音を出すというハードな楽器だそうですが、足を絶えず動かしペタルを操作しながら演奏する姿に、華麗、優雅という言葉しか浮かびませんでした。「フルートとハープは奏者は美人じゃないとダメ?」とサブタイトルがついていましたが、微笑みがこぼれ美しい人でした。
今回、清水和音さんはピアノとハープの演奏、メンデルスゾーンの「夕べの鐘」とピアノとフルートの演奏、「ピアノとピアノのためのソナタ」で、ハープとフルートの優しい音色に浸りました。舞台から5番目の席で目と耳で楽しみました。