AKB48の旅

AKB48の旅

AKB48じゃんけん大会2012感動総集号

2012年10月15日 | AKB
買う予定はなかったんだけど、いざ書店で中身をぱらぱら見たら、予想外の充実ぶりだったんで、ふらふらとレジに持って行ってしまった。

テキスト量がなにげに凄くて、しかもそれが上滑りじゃない。48Gのハイコンテクストにちゃんと対応できている。奥付を見るとライターさんは16人の名前が載ってるけど、みなさん、そんだけAKBに馴染んでらっしゃるのか。なんか不思議な感じがする。

写真もそれなりに充実してるけど、なんとも不思議に感じられるのが、佐藤聖羅さんのスペシャルページはおろか、全身像のアップすら載っていないこと。当時の某新聞にも取り上げられたように、ビジュアル的には文句なしのMVPだろうに。間違いなくベスト3のあと二人、横山由依さんと内田眞由美さんは、それぞれ3位と4位ということで、それ相応の扱いになってるんだし、ここは編集の配慮があっても良かったと思うぞ。

「全国紙AKB番のガチ観戦記」が、揃いも揃って「倒錯」してるのはお約束なのかな。じゃんけんというランダムと、メンバーの背負うハイコンテクストを意図的に混同した物語生成をしっかりやってると捉えようか。ほぼ無記名だし年齢とか分からないけど、もしかして元スポーツ担当の、それこそプロレス担当だった?

秋元康のコメントは、珍しくも島崎さんについて、それなりに内容のあることを語ってた。「あざとさがない」というのは、流石に総合プロデューサーとしての的確な表現だと思う。これでどんな曲に仕上がってくるか楽しみになったんだから、コメントとしては満点なんだろう。

でもコメントを寄せた方々の中のMVPは、山里良太氏で間違いない。ベストバウトに近野莉菜VS渡辺美由紀を上げ、そのコンテクストを語る、見事としか言いようがない。ビジネスヲタとか言われてるけど、そんなことはない、48Gの本質を深く理解してることが分かるし、何より愛情を感じる。

あとは、宇野常寛氏の書いてる内容が、私の感想とほとんど同じというのがなんとも。まあ、誰が見てもそう見えると捉えれば良いんだろうけど、やっぱ反省すべきなのかな。