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AKB48の旅

AKB48の旅

「秋元康にとってのスター性の伸びしろ」

2019年03月03日 | AKB
復活を遂げた平手友梨奈 不安定キャラも秋元康の想定内?

冒頭に前田敦子との比較を挙げたが、あっちゃんも相当マイペースで、野放図な振る舞いをするタイプに見えたが、平手も方向性は違えど同じタイプに思えるからだ。どちらも感情の矢印が常に自分に向いていて、自分の感情がだだ漏れてしまう行動原理。ただ、その不器用さというか自分勝手さの振れ幅がアイドルの器としてのデカさであり、秋元康にとってのスター性の伸びしろであるのだと。もしそれが正解なら、その振れ幅を楽しむほかないのかもしれない。

言わずもがなかも知れないけど、「秋元康にとってのスター性の伸びしろ」という認識のもう少し先、「センター属性」という表現を使わさせていただいてるけど、それはグループの中でこそ成立するんだったりする。

いや、これだけ言うと言葉足らずが過ぎるか。かつては個としても成立したかも知れない。あるいは日本以外だと、とりわけアメリカなんかだと成立する(成立してる)。けれどもその存在様式は破滅との表裏関係に当たることになる。それは天才と狂気の関係性とも相同。

センターの個性

虚構と幻想の狭間

【MV】私だってアイドル! Short ver.〈指原莉乃〉/ AKB48[公式]

2019年03月02日 | AKB
【MV】私だってアイドル! Short ver.〈指原莉乃〉/ AKB48[公式]

残念ながらショートバージョンだけど、型通りのドアイドル曲という評価で良いのかな。こちらもある意味、100点満点。

指原莉乃が笑い死ぬ!AKB48さっしー卒業ソングMV公開、坂道AKBの3代目センター発表も

■ 「私だってアイドル!」指原莉乃 コメント
今まで頂いた楽曲のなかでも、「ジワるDAYS」とともに一番お気に入りです。
これまでの「卒業ソング」って曲調はバラードがほとんどだと思うのですが、明るく元気な楽曲をいただけて嬉しいです。
朝早すぎて、私、朝早いとむくんじゃうタイプで、朝の顔がパンパンなんで、だんだんスッキリしていく様子をぜひお楽しみください(笑)。


例によって単なるコメントでは終わらない。しっかりネタとストーリーを提供する指原さん。

「僕の歌詞は、TAKAHIROの振り付けによって完成すると言っても過言ではない」

2019年03月01日 | AKB
Nobody、君に話しておきたいこと、ヒールの高さ……欅坂46『黒い羊』CW曲MVに注目

8thシングルは「黒い羊」が鮮烈な分、それを受け止めるためなのか、カップリング曲は比較的柔らかい印象がある。だが、どれも趣向を凝らしたMVばかり。秋元康が「僕の歌詞は、TAKAHIROの振り付けによって完成すると言っても過言ではない」とダンサー・TAKAHIROの著書『ゼロは最強』にコメントを寄せていたが、欅坂の曲はMVによって完成するのではないかと、8thシングルを見て改めて感じさせられた。

欅坂46が醸し出す異質性というか倒錯感というか、それは確かにTAKAHIRO氏に寄るところが大きいんだろうと推測される。言わば「秋元TAKAHIRO変換」は、けれども明らかにリニアではないし、むしろより不完全な状態、例によって励起状態の不安定さに擬えられる何ものかへと昇華させる。それがさらなる幻想を奮い立たせることになる。

虚構としての自己言及性

「欅坂46は映画」

過去からの便り

2019年02月28日 | AKB
「10年後にまた会おう」から間もなく10年が... AKB48「10年桜」再現を期待する人々

AKB48の人気が右肩上がりだった頃の楽曲が、ファンの間から再び注目を集めている。楽曲は、2009年3月4日に発売された「10年桜」だ。ミュージックビデオ(MV)で描かれたミニドラマは同窓会がテーマで、「2019年」のメンバーが、高校を卒業した10年前を振り返る。実際の境遇とは逆に、妊婦姿の大島優子さん(30=14年卒業)と前田敦子さん(27=12年卒業)が再会するシーンもある。

 当時のキャッチコピーは「2019年、僕はどこで 何をしているのだろう?」。10年前に描かれた「2019年」と、メンバーの実際の状況に思いをはせながら、再集結を願う声も広がっている。


10年桜のMVについては、確か様々な「陰謀論」が繰り広げられていたかと記憶してるけど、すべては過ぎ去ってしまった過去。ただ、この過去から届けられることになる「2019年、僕はどこで 何をしているのだろう?」という問いかけには、洒落た返事があっても良いのかなとも思う。たぶん秋元氏には関心がないだろうけど、スタッフとかがおもしろがってネタ的にうまく扱えば、それなりに盛り上がることになるのかも知れない。

それにしても、その肝心の10年後が、指原さんの卒業という秋元グループにとっての最大のエポックの年に当たるとは。絶対に誰も予想できなかった未来。こうして予定調和は見事に壊されたことにもなる。

【MV full】ジワるDAYS / AKB48[公式]

2019年02月27日 | AKB
【MV full】ジワるDAYS / AKB48[公式]

これは絶賛するしかない。いろんな意味で秋元氏の凄みを感じさせてくれる。渾身とかみっともないこともなく、外連味もなくすっきり肩の力が抜けたかるみ。神曲とか傑作とか、そういう座標軸の外、言わば100点満点の楽曲と感じた。

120点でもない、99点でもない、ぴったり100点。あらゆる次元で、すべてに100点満点。こんなことできるんだと、あらためて驚かされる。歌詞も曲も、曲名までも100点。もちろんこのMVも100点。指原さんというハイコンテクストでも100点。アイドルソングとしてのローコンテクストでも100点。そして何よりアイドル卒業曲、アイドル納めとしても100点。

終わりよければすべて良し。正に100点満点。素晴らしい。