東京都あきる野市二宮大塚出土 縄文中期の土器です。
このような土器を「富士山土器」と勝手に呼んでいます。きっと、富士山が見える生活環境だと思います。富士山を崇めていることが分かります。
上部を拡大したものですが、繊維を綴じたような跡が見えます。ていねいに縦糸を縛るような跡もあるようです
拡大鏡で覗いて始めて判断できることもあります。土器が複雑な構造をしてるとは知りませんでした。
植 . . . 本文を読む
縄文中期の土器で、東京都あきる野市草花遺跡 出土とある。
「東京湾の干満のある環境での生活」と予想している。
この土器も「繊維土器」といえる。
細い糸で芯を巻いているのが分かる。
これも同じで「細い糸で芯になる物を巻いている」
このような土器も張り付け紋様と思っていたが、迷っている。
細かな粒の粘土で形を修正していると思われる。なめらかな表面になって . . . 本文を読む
「羽状縄文系土器、関東・縄文前期」と説明があります。土器の産地が明記していないのが難です。
土器は、系統が分かり時期が判明すれば良しとするのが主流で、紋様や体型などは二次的な扱いをしていないだろうかと思うことがある。
この土器の模様は上から押したりしたのでなく下地が浮き出ているように感じる。
どの様に下地を製作したかは不明である。なんとか究明したいものだ。
土器は「祭祀用」のように感じ . . . 本文を読む
長野県「石小屋洞窟」遺跡の土器です。
余りにも「繊維土器」というものが一般化したように出てきますので、再度確認のために調べることにしました。草創期(およそ一万年以上前)の土器です。
以前も繊維土器として扱いました。一万年以上も前から繊維を入れた土器があったあことを確かめたのです。最初の土器は繊維土器だった可能性があります。
上の画像は、判別できないかもしれませんが、色々な繊維の部位が . . . 本文を読む
青森県八戸市是川一王寺貝塚
「円筒土器は、その名の通り、円筒状(バケツ状)のシンプルな形をした土器で、東北地方北半部から北海道南西部にかけてを主な分布域とし・・」と解説があります。円筒土器の命名の地と言われる。
縄文前期の土器です。
この土器体型から「深い、長い」という体形を表しています。
・深い海 ・長い干潟 ・長い谷間 などを思い出します。
出土地から「干潟の環境か」と想像します . . . 本文を読む
「埼玉県ふじみ野市上福岡貝塚出土 縄文早期の土器」と解説はある。
温暖な気候の時期で海水がここまで来ていたということで、貝塚が形成されたという。
問題は、この土器である。
「注口」が気になる。
◇「注口」付は、初めてこの早期の時代に出てきたのか?縄文後期や晩期の土器かと認識していた。
◇「注口の意味」は利便性だけの事か。利便性は、この時代には意識していないと思いたい。
◇「繊維土器 . . . 本文を読む
縄文時代 早期の土器で「貝殻文沈線文系土器」とある。 東北縄文早期と説明がある。具体的な出土地は書かれていない。
この土器の模様に疑問をもった。「貝殻文沈線文系土器」は北黄金貝塚にも陳列しているのでよく見る。
貝殻文のように貝の背などでこするのでなく下地の繊維が浮きだって見えるように思える。
結論から言うと「繊維土器」といえる。
産地が「東北」だけの記載で詳しく調べたが見つけられなかった。 . . . 本文を読む
二戸市の「馬立1遺跡」の土器です。内陸に住む人達の土器です。土器の体型から谷間で生活する人と想像しました。
川があるでしょうから、サケマスの遡上するときなどに収獲していたのでしょうか。
早期(およそ8千年~6千5百年前)
馬立(まだて)I遺跡(二戸市)
「底の尖ったこの土器は煮炊きする際に地面に突きさして使われました。このような形は熱効率が良いといわれています。」と解説があります。
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青森県八戸市「長七谷地貝塚」縄文早期の「尖底土器」です。縄文早期は11000年前から7200年前となっています。
貝塚の貝に「ハマグリ」が多く出土していることから、温暖化の時期の遺跡と思います。
貝塚は海岸ですから「縄文」の紋様だと思いましたが、よく見るとちがうようです。
「網目」と仮に述べておきます。押し付けて付けた模様でなく繊維が土器に組み込まれているようです。
口縁に注意すると網 . . . 本文を読む
青森県大平山元遺跡(約15000年前)の土器片です。これから見ると前回の土器は整いすぎると思います。草創期も何千年という期間があるので認めるしかないと思います。
小さな破片しかないので、拡大して画像を誇張するような処理を多少しています。
驚くのは「無紋土器」のようです。「煮炊きの跡がついているそうです。」
「繊維土器」 かけらの土器片ですが、拡大して見ると色々 . . . 本文を読む