縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
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「縄文土器」の解読がおもしろい。

「早期土器04」(片口付深鉢型 土器)

2019年08月18日 | 土器

「埼玉県ふじみ野市上福岡貝塚出土 縄文早期の土器」と解説はある。

温暖な気候の時期で海水がここまで来ていたということで、貝塚が形成されたという。

問題は、この土器である。

「注口」が気になる。

◇「注口」付は、初めてこの早期の時代に出てきたのか?縄文後期や晩期の土器かと認識していた。

◇「注口の意味」は利便性だけの事か。利便性は、この時代には意識していないと思いたい。

◇「繊維土器」と考えるが、繊維で「注口」は表現できるのか?

上の土器と同じものと思う。下の土器にも「注口」が付いているが、どうなのか?

この土器は「異質土器」として留めておく。

「意味不明」と書いたが「土器体型は地形」と仮説を立てているが説明ができない。注口のついた地形の姿が浮かばない。

「縄文の意識」から外れた行為だと思いたい。単なる利便性で付けたとすれば だれが付けたかだが・・・。

これは課題としておこう。

先にも書いているが、この時期の土器は「繊維土器」といってもよい。

土器の芯に「繊維」が入っているのです。

縄文楽 浄山

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