東京都あきる野市二宮大塚出土 縄文中期の土器です。
このような土器を「富士山土器」と勝手に呼んでいます。きっと、富士山が見える生活環境だと思います。富士山を崇めていることが分かります。
上部を拡大したものですが、繊維を綴じたような跡が見えます。ていねいに縦糸を縛るような跡もあるようです
拡大鏡で覗いて始めて判断できることもあります。土器が複雑な構造をしてるとは知りませんでした。
植物の茎を細い糸で巻いています。生地にする下地に縫い合わせている感じです。
縦の細長い板のようなのは、その材料は何か判りません。
これも同じようなところです。四角になるような植物はあるのでしょうか。
これらの繊維土器は、時間をかけて作成していることがわかります。木の皮や草の芯などを適宜に使って頭で描いた模様を模すのです。細い糸や針も必要と思います。
土器の下地は繊維で織りなす模様である事が分かりました。縄文草創期から繊維土器が使われていたことは発見でした。
土器の発生に関係する資料といえます。網かごから発展したことが想像できます。
縄文楽 浄山
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