縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「陸平貝塚」(双口)「島・島」 

2019年05月23日 | 土器
「貝層は環状に分布」 「舌状台地で、台地の斜面に大小8つの貝塚群」。 「ハマグリを中心に、シオフキ、サルボウ、ハイガイ、マガキ、アカニシなど 「クロダイ、スズキ、フグなどの魚骨」 「シカ、イノシシ、ウサギなどの獣骨」   土器を逆さまにして解説します。 ◇湧き水は、調査書に載っていましたので、小さな丸は「湧水」としています。 ◇「魚骨」も出土していますので漁業もしていると . . . 本文を読む
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「金ヶ崎出土」(岩手04)「漁場」

2019年05月22日 | 土器
岩手の土器金ヶ崎町出土という土器だが「土器形態」はリアス式海岸のノコギリ状の地形です。それに縄文が「海」と思うところに使用されています。「海」を暮らしの生業にしていた人が、この内陸の地に持って移動した土器と思えます。◇「底の切れた円筒型土器は海を生活にしている人の土器に多い。形態が深い海を表していることからも納得がいく」◇「漁場終了」としたのは擦れて白くなっているのでだが、反対側はどうなっているん . . . 本文を読む
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「大日向遺跡」(岩手03)「道標」

2019年05月21日 | 土器
岩手の埋蔵文化の画像を借りて土器の紋様を解明することをしています。岩手の軽米町の大日向Ⅱ遺跡の縄文前期の土器です。◇見た所何も変わりのない縄文紋様かと思いましたが、拡大して見ると「格子紋様」でした。◇「白い点」が所々にあります。「道標」として「印」があるということです。「石」だと思いますが?。◇一部の拡大図ですが「墓」としましたが、よく判明しません。下に図絵を描いて上を擦って薄くしているようです。 . . . 本文を読む
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「大鳥遺跡」(岩手02)「長い土器」

2019年05月20日 | 土器
この土器は「大鳥遺跡」から出土しましたが、今はダムの下のようです。最初見たときに「縄文紋様(海)」と驚きましたが、よく見ると「格子状(森林)」の紋様で安心しました。縄文紋様だと生活環境が海だということになります。◇上下の境を「川」としましたが「沼」「湖」かも知れません。なぜなら水の移動が一方通行ではないのです。課題でもあります。◇「わき水」は「小さな穴」が開いています。拡大鏡が必要かと思います。◇ . . . 本文を読む
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「馬立遺跡」(岩手01)「外の土器」

2019年05月19日 | 土器
「早期 馬立(まだて)遺跡(二戸市)底の尖ったこの土器は煮炊きする際に地面に突きさして使われました。このような形は熱効率が良いといわれています。」と説明が入っています。 土器を見て「海」というイメージが強く疑問に思った。「縄目」の紋様である。ところがこの土地は海でなく山の生活環境といえます。他から入ってきた土器とみました。他の地域から入ってきたと思われる土器は「バラバラ」になって出土していないよう . . . 本文を読む
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「蛇紋深鉢」02(ハス 収穫)

2019年05月18日 | 土器
「蛇紋深鉢」といわれる前回の深鉢と同類だが同じ土器ではありません。◇茎や花のちがいが理解不足ですが「ハス」ということにします。◇◎が両脇にあるので「植えて」から「収穫」の期間ということで「収穫の時」と設定しました。◇「ハス畑(田)」としたのは「水」の紋様と「畑」の形があるからです。◇収穫する茎は、摺り消したりとったりして「終了」を表していると思います。◇「深い」というのは、土器の腹面の傾斜がきつい . . . 本文を読む
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「蛇紋深鉢」01(ハス 春)

2019年05月17日 | 土器
「諏訪地区の縄文の神の一つが蛇(ヘビ)です 蛇文装飾深鉢 暗月を抱いた新月を表徴する蛇を表わした土器 原始宗教とは笑えない、世界である象徴・絵です。  しかし縄文土器は摩訶不思議な形です。」と解説されている。口縁に「ヘビ」としてもよく見ると下の方につながりがある。「土器紋様は生活環境」という設定では「へび」という環境はあり得ないと考える。この土器は「山菜土器、畑土器」のように植 . . . 本文を読む
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「岩宿遺跡」(石器・大型住居)

2019年05月17日 | 土器
「関東ローム層 (普通赤土)と呼ばれている。 このローム層中から,土器を伴わない石器群が数多く発見されている。(旧石器時代)」 このことから縄文時代の層はローム層の上ということになる。 この土器だが、姿を見て驚いた。なぜこのような紋様を造るのかだ。「紋様は生活環境」なので、どのような意味があるのだろうか。土器を見て判断できること・底部が少し太くなっているよう(台地を掘 . . . 本文を読む
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「沢遺跡」(塩田)

2019年05月14日 | 土器
深鉢土器。縄文時代「沢遺跡(山下町)」から出土した土器。炉の底に敷かれていた。 西日本の縄文土器分布圏の亀山市域西端に位置する沢遺跡からは東海地方の影響を受けた土器が出現し、新たな文化圏を形成するようになる。沢遺跡の石囲炉から出土する土器は尾張、美濃地域との関係の深さを示すとされ、遺構、遺物共に当該地域の影響下にあったことになる・遠浅の緩やかな砂浜である。潮の流れも規則的で干満の差もあるようだ。・ . . . 本文を読む
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「バスケット土器」02(記号)

2019年05月13日 | 土器
生活の行動範囲は絵図をみながら記憶するしかない。その絵図が「土器」というわけだ。また、地面に描いて説明することも当たり前のことであろう。 ・指で地面に描くとき、二本指で「道」を描いている。細い道は一本でかく・「川」は三本指以上で描いていただろう。・手や指の形で「遠く」や「拝む」「合う」「見る」などの表現がなされただろう。・土器にはそれらを記号として使用し、どこの地域の土器とも記号の共通性が求められ . . . 本文を読む
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