幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

 今日、無意味と意味

2010-05-05 00:19:10 | Weblog

 
 
 つまり、
 
 生は死と隣合わせだし
 
 性もまた死と隣合わせだし
 
 
 だから美しいなんて言わない
 
 ただ、時間の連続が無意味だというだけ
 
 明日、世界が終ったとして
 
 それは個人的なこと
 
 ただ、
 
 自分が死ぬということ
 
 そんなのに、なんの意味もない
 
 
 そうだろ?
 
 
 ぼくは終わらないのを知っている
 
 誰かさんはわからないみたいだけど
 
 ”これ”は、そんな誰かさんのようなファンタジーじゃないのを知っている
 
 この現実
 
 ヒューマニズムでも
 
 なんでもない
 
 
 そうだろ?
 
 
 あと何年?
 
 そんな数えられる時間
 
 すべて無駄にしてやるよ
 
 神に与えられた残された時間
 
 
 俺は一度きりだ
 
 
 そして、法律にも道徳にも支配されない
 
 
 俺は無駄で無意味だ
 
 
 
 
 
 
 
 

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