幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

 魔法

2010-08-28 01:03:41 | Weblog

 
 
  どんなこと?
 
  最終的に起きること
 
  望んでいようがいまいが
 
  必然的にそうなること
 
 
  結局
 
  夢を見るだけなの?
 
  過去の記憶
 
  それが夢になるだけなの?
 
  ちがう
 
 
  最終的にそうなること
 
  それは結果じゃない
 
  仮定の過程
 
  まだ起きてないことは
 
  予想できない
 
    
  あなたは想像できる?
 
  そこにあなたがいて
 
  ぼくがいて
 
  なにをしているか
 
 
  あなたは秘密をねだる
 
  ぼくは告白しない
 
  
  月の見える丘に昇って
 
  月光の映る夜の川を見つめる
 
 
  あなたがそれでいいと言ったから
 
  ぼくはそうした
 
  あなたがそうしてもいいと言ったから
 
 
  それなのにその秘密を告白しろと言うなら
 
  どうしたらいいかわからない
 
  それは言葉では言えないから
 
  言葉で言ったら陳腐になる
 
  
  月の見える丘に昇り
 
  湖を見下ろす
 
  月光が映る水面は鏡のよう
 
  そこに次のような魔法をかける
 
 
  どうしてそうなるかわからない
 
  それなのにそうなってしまう
 
  それがいいことなのかそうでないのか
 
  わからないけどいい
 
  いいにきまっている
 
  
  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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