幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

一昨日の夢からのつづき

2019-10-05 11:25:28 | Weblog

仏像

ある計画がある

ロシアに売られた仏像を買い戻すという

そんな夢を見た

意味はわからない

誰が誰から、という主語も対象もないから

何のためにという目的もないから

でも

今ではインターネットとスマホで
いつでもどこからでも思いついたことを世界に発信できる

それはとてもいいことだ

そういう意味かもしれない



今ではインターネットとスマホのカメラで
市民が24時間世界を監視している

ビッグブラザーが市民を街頭の監視カメラで24時間監視しているのと対抗して

ワールドワイドウェッブは蜘蛛の巣状に張り巡らされたヒエラルキーのないグローバルヴィレッジだ

一方で

ワールドワイドウェッブはNSAによって24時間監視されている

つまり世界は常に二元的であるということだ

それがいいとか悪いとか言っているのではなく

ただ世界はそのようになっているということだ

でもだからといって

すべては相対的であってイデアは存在しないということではない

善と悪は存在する

そして善は悪に勝つ

でも

自分は善だと主張する人たちには気をつけた方がいい

もしかしたら彼らこそ偽善者かもしれないからだ

何も知らないことは無邪気でいいことにはならない

今世界で何が起きているのか

偽善者が何を行なっているのか

見透す醒めた目が必要だろう

彼らが彼らの目的で大衆を扇動する洗脳に操らてはならない

自らが知っていると思っていることは

本当はただの彼らによって作られた幻想かもしれないから

一度は常識を疑ってみることも必要かもしれない

何が本当は大切なことなのか

愛、共感、智慧

日々大切なことを忘れて

我々は何のために効率や利益を追求しているのか

企業は利益を効率的に挙げなければならない

でも企業は法人と呼ばれるが人間ではない

人間としての一個人は

何でお金をそんなに稼がなくてはならないのか

それはこの企業社会の中で

効率と利益追求の歯車として

個人が部品として機械の中に組み込まれてしまっているからではないか

そして

イギリスやインドでなくても

ヒエラルキーに組み込まれ

ピラミッドの頂点から最下層までの支配構造の中で

上から監視され

横からもお互いに監視し合って

この社会秩序を保っている

この社会全体が

どこに向かっているのか気づかないままに

もしかしたら行き着くゴールは

世界の破滅かもしれないが

そのとき

群れの羊は

蟻塚の蟻は

その個人は

何に気づくのだろうか


仏像を

ロシアから買い戻さなくても

自分で作ればいいのではないか

それの方がもっといいものができる

そんなふうに夢の中で思った