昨夜は家に戻らずに鳴門の漁港で泊まりました
良く冷えたので一晩中FFヒーターを炊き続けましたから、去年の冬に少しだけ北海道へ大鷲を写しに行った時を思い出しました。
さて今朝はカップうどんで朝食を済ませて・・・買う予定の漁船の不要なものを外したりとりあえず気になるところを修理など。
八時過ぎに漁協が開くので・・・持ち主にお金を払いたいと言うと・・・組合長に同席してもらいたいから午後一時まで待ってくれとの事。
仕方なく船の修理やメンテナンスをしていたら・・・いつの間にか一時なっていました。
話し合いで金額も決定しお金を支払い、領収書も貰って・・・・名義変更は出来てないけど晴れて自分の船になりました。
そこで早いうちに上架して船底塗装や亜鉛板を交換したいとドック出来る日を調べて貰い・・・ほぼ決定したので、船検証を片手に全く下らない日本だけの馬鹿げた全く役に立たない天下り機関である高松の小型船舶検査機構に電話して・・・
ホームポートは阿南だけれど鳴門で阿南をホームポートとして検査が受けられるかを聞きました。
その聞いた事は問題なかったんですが・・・手にしていた船検証の船舶番号を言うと・・・その船舶の船検証は返納されているから検査を受けるなら継続検査でなく「新規検査」になると言うのです。
継続検査と新規検査は費用は4千円しか変わらないんですが・・・・新規検査の場合は「新造船と同じ」で計測などすべてをするので「改造があると検査は通らない」と言うんです。
実はこの買おうとしていた漁船はもともとヤマハの32フィートなんですが・・・改造して35フィートにしていたんです。
これが継続検査なら問題なく今まで通って来てましたから・・・通るんでしょうが・・・新規では通りません
言い換えると・・・・検査に合格しないから名義変更も何も出来ない船と言う事になります。
これが分かったので組合長や売主にそのことを話すと・・・・気持ちよくお金を返してくれてキャンセルに応じてくれましたが・・・
もっと先に私が問い合わせておくべきでした。
何日も鳴門まで片道一時間半掛けて通い、潜って船底掃除をしたり、エンジンのメンテナンスやバッテリーを購入して取り付けたりした全ての作業が無駄になりました。
昨日は調子よく走って・・・・喜んでいたのに・・・・最後にこのようなどんでん返しがあるなんて・・・人生には思いがけない事がいつ起きるか分からないですね。
取り付けた私が持って行った大きな重いバッテリーを二個外して・・・・以前付いていたバッテリーを元のようにつなぎ直し・・・
出来るだけ元に戻して帰ってきましたが・・・帰りの道中の哀しい事・・・
ここ数日の疲れが一気に出て・・・フラフラですが・・・県南の船は船体は気に入ってるけどエンジンがボロで今にもこわれそうな船にしようかと考えています。
とりあえず明日は休養で・・・鶴亀号で久し振りに竿をしゃくってきます。
73歳、老人だけどへこたれずに気を取り直して、次の船に向かおうと思っています。