大島の朝は穏やかでした
でも夜中には風が強かったらしく、浮き桟橋に繋いでいたホロホロは「きしみ音」が常にしていました
そんなんで・・・八十氏は充分眠れなかったとか・・・僕はと言うと・・・僕にも時には眠れない夜があります。
でもこう思うことにしています
「横になって目を瞑っていたら、眠ってるのとそう変わらない」と
そう思って特に眠ろうと努力などしませんが・・・適当に眠れているのか翌日は普段どうりです
まあ昔から寝不足と船酔いで死ぬ人はいないと言いますから羊を数える必要もないでしょう。
クルージングの話に戻りますが・・・
朝食を済ませて、穏やかな日に蒲生田岬を越えておこうと出発しました
全く風無くエンジンで走ってたんですが・・・蒲生田岬の近くになると
急に風が出てきました
北西の風を遮る山が無くなると随分違うものです
白波が飛ぶ海面を風に向って走ると・・・寒いこと寒いこと
舵はオートパイロットに任せてドジャー(波飛沫などを避ける為にキャビンの入り口にしてある前面が透明のテント)の陰で震えていました。
舞子島、野の島の南を通り・・・来た時と同じコースを戻ります
橘港の繋留場所にヨットを停めて・・少し遅い昼食。
温泉に行って、今日は最後の夜の宴会をしてヨットで泊ろうと思っていたのに・・・
八十氏は「ここまで戻ったら家に帰る」と言います
「そんな事言わないで・・」と言うと「社長だけ泊ったら」と水臭い事を言うんです
僕は一日でも長くヨットで泊りたいんだけれど・・・八十氏の車を倉庫ハウスに置いて来ています
八十氏を倉庫ハウスまで送って行って・・・僕がヨットへ引き返して・・・一人で寝たとすると・・・
八十氏の車が無いことに気付いた美由紀が・・・
「そんなに私と居るのがイヤなのか!!」と怒りそうで

決してそんなことはないんです。ただ・・ヨットで寝たいだけなんですと言っても・・・

オンナには理解が難しいんです

そんなんで・・・仕方なく・・片づけをして・・・泣きながら家に戻りました

一日損したな~
今回のクルージングは結局5泊六日で終ってしまいました。
振り返れば・・紀伊水道を越えて和歌山の白浜温泉方面へ行く事も考えたんですが・・・今の季節は北寄りの強い風が予想されたので・・・行くのは簡単だけれど戻りが大変と思い、風裏になる方面を選びました。
結果、今日の蒲生田岬から橘港までの二時間ほどは厳しかったけれど、他は全てが快適で冬のクルージングとは思えないほどでした
和歌山に行っていたら・・・今日の風で戻ると・・波飛沫で大変だったと思います。
また出港以来で和歌山から比較的楽に戻れたと思える風の日は、我々が日和佐で雨の為に休息した日だけでした。
そんな事で、このコース選択で良かったと思います。
一日の移動距離を極短くして、到着したところでゆっくりする。
これが特に冬のクルージングでは大事と思います
六日間だけでしたが、八十氏は随分ヨットに慣れたと思います。
定年退職したらすぐに沖縄位まで3ヶ月ほど掛けて行こうと話が進みました。
今回は良く知った場所しか行かなかったんですが・・・知らない場所に寄りながらの旅になると「驚きの連続」となって、愉しさも倍増します
僕は・・・ホロホロの船舶検査の航海区域を「近海」にしたいと思い初めています
(前は遠洋で受けていたが、14ぶりに日本に戻った時、検査が切れていて着いた港から動けず、そこで受けられる検査は限定沿海プラス沿岸5マイルが最高だった。天下りの全くヨットを知らない連中がおのれらの欲の為だけに作った馬鹿げた規則。世界を周ってきたばかりのヨットがその規則の為に和歌山にも行けなくなった
)
一度出るとまた行きたくなるのはヨットの旅もキャンピングカーの旅も同じですが・・・
せめて・・・もう一晩泊りたかったな~


でも夜中には風が強かったらしく、浮き桟橋に繋いでいたホロホロは「きしみ音」が常にしていました

そんなんで・・・八十氏は充分眠れなかったとか・・・僕はと言うと・・・僕にも時には眠れない夜があります。
でもこう思うことにしています

「横になって目を瞑っていたら、眠ってるのとそう変わらない」と
そう思って特に眠ろうと努力などしませんが・・・適当に眠れているのか翌日は普段どうりです

まあ昔から寝不足と船酔いで死ぬ人はいないと言いますから羊を数える必要もないでしょう。
クルージングの話に戻りますが・・・
朝食を済ませて、穏やかな日に蒲生田岬を越えておこうと出発しました

全く風無くエンジンで走ってたんですが・・・蒲生田岬の近くになると

急に風が出てきました

北西の風を遮る山が無くなると随分違うものです

白波が飛ぶ海面を風に向って走ると・・・寒いこと寒いこと

舵はオートパイロットに任せてドジャー(波飛沫などを避ける為にキャビンの入り口にしてある前面が透明のテント)の陰で震えていました。
舞子島、野の島の南を通り・・・来た時と同じコースを戻ります

橘港の繋留場所にヨットを停めて・・少し遅い昼食。
温泉に行って、今日は最後の夜の宴会をしてヨットで泊ろうと思っていたのに・・・
八十氏は「ここまで戻ったら家に帰る」と言います

「そんな事言わないで・・」と言うと「社長だけ泊ったら」と水臭い事を言うんです

僕は一日でも長くヨットで泊りたいんだけれど・・・八十氏の車を倉庫ハウスに置いて来ています

八十氏を倉庫ハウスまで送って行って・・・僕がヨットへ引き返して・・・一人で寝たとすると・・・
八十氏の車が無いことに気付いた美由紀が・・・
「そんなに私と居るのがイヤなのか!!」と怒りそうで


決してそんなことはないんです。ただ・・ヨットで寝たいだけなんですと言っても・・・


オンナには理解が難しいんです


そんなんで・・・仕方なく・・片づけをして・・・泣きながら家に戻りました


一日損したな~

今回のクルージングは結局5泊六日で終ってしまいました。
振り返れば・・紀伊水道を越えて和歌山の白浜温泉方面へ行く事も考えたんですが・・・今の季節は北寄りの強い風が予想されたので・・・行くのは簡単だけれど戻りが大変と思い、風裏になる方面を選びました。
結果、今日の蒲生田岬から橘港までの二時間ほどは厳しかったけれど、他は全てが快適で冬のクルージングとは思えないほどでした

和歌山に行っていたら・・・今日の風で戻ると・・波飛沫で大変だったと思います。
また出港以来で和歌山から比較的楽に戻れたと思える風の日は、我々が日和佐で雨の為に休息した日だけでした。
そんな事で、このコース選択で良かったと思います。
一日の移動距離を極短くして、到着したところでゆっくりする。
これが特に冬のクルージングでは大事と思います

六日間だけでしたが、八十氏は随分ヨットに慣れたと思います。
定年退職したらすぐに沖縄位まで3ヶ月ほど掛けて行こうと話が進みました。
今回は良く知った場所しか行かなかったんですが・・・知らない場所に寄りながらの旅になると「驚きの連続」となって、愉しさも倍増します

僕は・・・ホロホロの船舶検査の航海区域を「近海」にしたいと思い初めています


一度出るとまた行きたくなるのはヨットの旅もキャンピングカーの旅も同じですが・・・
せめて・・・もう一晩泊りたかったな~

