喜多院法興寺

住職のひとりごと

いっこうに進まぬ瓦礫の処理

2012-04-19 06:39:53 | Weblog
4月18日付 よみうり寸評
 {一年も瓦礫(がれき)の山は処理されず「絆」はうすし日本列島 成田市 藤崎操 ダンボール一個分づつ瓦礫処理担ひ合おうよ天災だもの 渋川市 福田智子  いずれも16日朝刊「読売歌壇」にある。
◆東日本大震災の発生から1年が過ぎても、被災地に残る膨大ながれきの山を見ると復興への道の厳しさ険しさを痛感する。17日、細野環境相がその広域処理の受け入れについて発表した。
◆これによると、26都道府県・13政令市が受け入れの方針を示している。が、現状で搬入を始めたのはまだ東京都と青森、山形両県のみだ。
◆政府は先月、宮城、岩手両県のがれきのうち約400万トンを受け入れる広域処理を野田首相名の文書で全国に要請した。発表はその回答のまとめ。
◆受け入れの自治体がやっとここまで広がったとも言えるが、年間の処理可能量の数値を入れた回答、そうでないもの、積極性の濃淡はまちまちだ。
◆安全性に不安があるなら試験焼却などで証明すればいい。広域処理が牛の歩みなら、「絆はうすし」の嘆きは続く。}

 一年たっても、被災地に残る膨大ながれきの山がいっこうに処理されていない。26都道府県・13政令市が受け入れの方針を示している。が、現状で搬入を始めたのはまだ東京都と青森、山形両県のみだ。どこにも反対する人はいる。出来ることを協力するのが絆ではにのか。瓦礫の山を見ると復興への道の厳しさ険しさを痛感する。