喜多院法興寺

住職のひとりごと

3年B組の金八先生、定年退職へ 人気ドラマ3月で終了

2011-01-22 06:32:34 | Weblog
1月22日付 編集手帳 読売新聞
 {ホームルームの時間に金八先生(武田鉄矢)が語る。「青年期に入った男子の製造工場では、1日に約7000万の精子を作ることができる」
◆そのうちのたった一つが卵子と結びついて、人はこの世に生まれる。別の精子であったなら、お前たちはここにいない。お前たちという人間は、ごく 稀 ( まれ ) にしか生まれなかったんだぞ。「わかったら、稀にしか生まれなかった命を粗末にするな。頼むから大事にしてくれ、いいな」
◆中学校を舞台にしたTBS系ドラマ『3年B組金八先生』の一場面である。小山内美江子さんの脚本を『テレビドラマ代表作選集』(日本放送作家組合編)から引いた◆この第1シリーズ・第6話を見た中学生もいまは、思春期の子供をもつ父親、母親になっているかも知れない。1979年(昭和54年)から30年余り、第8シリーズまで続いたドラマは、3月放送の特別版で金八先生が定年退職し、終了するという。
◆頼むから、命を大事にしてくれ――金八先生の言葉が、いまほど切迫して響く時代はない。ドラマは終わっても、第1シリーズの主題歌そのままに永遠の『贈る言葉』だろう。}

 32年続いた人気ドラマシリーズ「3年B組金八先生」(TBS系)が3月下旬の特別番組で終了する。武田鉄矢さん(61)演じる主人公の坂本金八先生が定年退職するため。実際には金八先生はいない。今学校ではモンスターペアレント先生は苦慮している。理想の教師像を追求してきた武田さんは「荷を肩から下ろす感じ。感謝の言葉で締めくくりたい」と語った。