数千人が日系スーパー包囲＝突然のデモ隊に困惑―成都

時事通信
　｛【北京時事】「釣魚島（尖閣諸島の中国名）を守れ」「日本製品をボイコットしよう」―。中国四川省成都市で１６日に行われた反日デモ行進では、数千人の群衆が市中心部の繁華街、春煕路にあるイトーヨーカ堂と伊勢丹の店舗を取り囲み、気勢を上げた。ペットボトルなどを投げる人もおり、ヨーカ堂の店舗では歩道に面したガラスが割れる被害が出た。

　市内に４店舗あるヨーカ堂現地法人の責任者は「（尖閣諸島沖の）漁船衝突事件後、成都では抗議活動はなく、店の客足にも影響はなかった」と話し、突然押し掛けたデモ隊に困惑していた。伊勢丹の店舗では被害はなかったが、両店ともに買い物客の安全を考慮して営業を切り上げる措置を取った。

　関係者によると、反日デモを呼び掛ける携帯電話のショートメールには、行進のルートが書かれていたという。

　現場では、暴動を警戒する武装警察部隊と群衆との間で小競り合いも起きた。香港メディアによると、警察官を殴ったとして少なくとも６人が派出所に連行された。｝　


今まで中国は尖閣諸島に中国漁船が不法に滞在して問題を起こしたのに、正当化するために中国の領土と主張し、中国国民を先導した。今回のデモに対し中国外務省は「合法的、理性的に愛国心を表現するべきで、非理性的な違法行為は賛成しない」と談話を発表したが。今回の事で隣国である中国に対し、脅威と不信が強まった。