喜多院法興寺

住職のひとりごと

ホームレス経験の16歳、プロ格闘家に デビュー戦飾る

2008-10-26 09:38:44 | Weblog
朝日新聞
 {中学生のときにホームレス生活を経験した、東京都台東区に住む都立定時制高校1年生の高嶋龍弘君(16)が25日、大阪市大正区で開かれた格闘技「シュートボクシング」の大会でプロデビューし、判定勝ちした。一時は自暴自棄になった自分が奮起できたのは、青いテントに住まわせてくれたホームレスの「おっちゃん」が励ましてくれたから――という。

 シュートボクシングはキックボクシングに似ていて、投げ技や立ったままの関節技も認められている。高嶋君は56キロ級に挑んだ。1ラウンド目は初めてのプロのリングに緊張した様子だったが、2ラウンド目から次第にパンチが決まりだし、最終の3ラウンドも積極的に攻撃。2―0で判定勝ちをおさめた。「勝ったのはうれしいが、緊張して普段通りの自分の動きができなかった」。試合後、初勝利の喜びよりも反省を語った。

 始めたのは小学4年のころだ。その2年前に父を亡くし、母が働きに出ている間は、5人兄弟の三男として弟2人の面倒を見ていた。家事が一段落し、耳を澄ますと、家の外からにぎやかな若者たちの声が聞こえた。家の向かいに、現在、練習している道場があることを知った。テレビで格闘技を見るのが好きで、自分もやってみたいと入門した。

 中学1年の秋、家事や練習で疲れ、学校を休みがちになった。家事もつらくなり、制服のまま家出した。ふらふらとさまよったあげく、隅田川の土手にたどり着いた。所持金もなく、空腹だったが、家には戻りたくなかった。

 見回すと、青いテントが目に入った。中にいた50歳代ぐらいの男性に「しばらく住まわせて下さい」と頼んだ。男性は少し驚いていたが、快く受け入れてくれた。}

 小学2年のころに父を亡くし、母が働いて5人の子供を育てた。高嶋龍弘君は三男として弟2人の面倒を見た。家の向かいに、現在、練習している道場があることを知った。テレビで格闘技を見るのが好きで、自分もやってみたいと入門した。
中学1年の秋、家事や練習で疲れ、学校を休みがちになった。金もないのに家出をしたあげく、隅田川の土手にたどり着き、青いテントに住まわせてもらったと言う。